函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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国民を愚弄する『前人未踏』の白鵬

2017年11月27日 09時47分51秒 | えいこう語る

▼「前人未踏」と「前人未到」は、一字違うが意味は同じだ。未踏は「いまだかつて誰も足を踏み入れていないこと」だが、未到は「まだ誰もやっていないこと」という意味だ。

▼白鵬の40回優勝というのは、まさに「未到」の快挙だ。しかし、優勝インタビューで「日馬富士も貴ノ岩も再び土俵に上げたいとし、膿を出し切る」と異例の発言をした。これは、日本相撲協会史上「未踏」の、理事長の顔を踏み付けた越権行為だ。

▼さらにこの横綱、観客を総動員させ「万歳」を叫び、日馬富士問題をもみ消しにしようとの、得意の「張りて作戦」に出た。この張り手、国民を味方につけ、貴乃花親方の戦闘意識に注文を付けたのだ。

▼私は、優勝インタービューで、白鵬ならこのようなことを言い出すに違いないと踏んでいた。しかし、まさかの万歳には、私も白鵬の得意技「張り手とかち上げ」を同時に喰らった感じだった。

▼会場の雰囲気を利用する手法は、ヒットラーの如くだ。まさしくこの横綱は、日本相撲協会も、多くの相撲フアン(国民全員と言ってもよい)を愚弄する振る舞いだ。私なら、もし土俵の下で観戦していても、万歳には参加しない。

▼参加したとしても、一人立ち上がり、NHKのマイクに入るほどの大きな声で【白鵬・漫才!】と叫ぶ。なぜかというと、私は60年にも及ぶ大相撲の大フアンだからだ。

▼相撲観戦により、少なくとも『日本人の礼節』のようなもの、例えば、武士道精神・潔さ・根性・思いやり・阿吽の呼吸、等々。学校での「道徳教育」以上のものを、大相撲で習得させてもらったからだ。

▼さらに、内閣総理大臣杯の授与には、アベ総理の代理、ヒットラー礼賛男「アソウ・ミゾユウ財務大臣」が土俵に上がる。アソウ大臣が杯を渡した時の、言葉を解読すればこうだ。「ゼンジンミトウ・ミゾウユウの活躍、カンゲキした。日馬富士問題も加計学園問題も、これで千秋楽にしたい」。

▼総理大臣杯授与は、国営放送を通じた「日本相撲協会もアベ内閣もあらゆる国難を排除し、連戦連勝の快進撃を続けている」という、大本営発表とも読み取れた。「国技」とは「国欺」と似ていると感じた、九州場所が終了しての、私の得意技「憶測解説」である。

▼さらに、もう一つ発言を許してもらえれば、日馬富士問題は、今後【白鵬問題】として、メディアで、解剖・分析をしていただければ、我が国の礼節を考える上での、教科書的存在になると思うが、いかがでしょうか。

▼いやのものなら、触れなければよいのだが、アベ総理も白鵬も、なんだか気になってしまうのが人間の性というものらしい。カトちゃんの「ちょっとだけよ」というのが、人間らしい人間なのかもしれない。「ちょっとだけよ」が「もっともっと」となるのも、悲しい人間の性のようにも思えるけど