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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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はるみ知事五選不出馬

2017年11月21日 07時10分12秒 | えいこう語る

▼午前5時少し前、新聞受けから朝刊を引き出した途端、寝ぼけまなこが一気に全開した。我が北海道の大横綱、はるみ知事が19年の知事選に、早くも不出馬という見出しだ。【稀勢の里、体力気力の限界で引退。日馬富士暴行事件で、モンゴル3横綱引退】そんな見出しより、はるかに驚いた。

▼私が、はるみ知事に批判的なのは、原発推進の自民党側についているからだ。決して嫌いなのではない。富山県出身で、小柄ながら一人北海道振興に努力され、大病を患いながらも奮闘する姿に、心の中では拍手を送っていたからだ。

▼「五期もあり得る」と公言していたのに、早くも引退決意というのは、自民は次の候補を絞っているのだろう。野党分裂の現状を好機とし、長期間にわたり選挙活動を行い、自民候補圧勝の盤石な体制を確保しようという腹に違いない。

▼無駄な詮索はよそう。
私が自民党の選対本部にいたら、次期候補は、財政再建で若手ながら弱音を吐かない、夕張市長の鈴木直道だ。次期知事選時には38歳という若さだ。ルックスもよく女性票は大量に獲得できる。彼の忍耐強さは、大学時代国体で、フェザー級で準優勝している。♪映画ロッキーのテーマソングで、演説会場に登壇する姿が浮かぶ。

▼もし、私が野党の選対本部にいたとしたら、対抗馬は、日本初の「住民自治条例」を制定した、現・立憲民主党衆議院議員の、元ニセコ町長逢坂誠二だ。次期選挙時は59歳という、政治家としての脂が乗り切った、津軽海峡の本マグロというところだ。

▼さて、結論を急ごう。「カムバック・サーモン」ではないが、永田町の修羅場をくぐり抜け故郷に戻ってきた逢坂の勝利だ。埼玉出身の若手は、善戦するが、アウエーでの戦いでは不利だ。さらに、逢坂勝利の決め手は【大間原発と泊原発反対】が最大の武器になるからだ。

▼鈴木に勝ち目がないというわけではない。野党の選対が、衆議院議席堅持のため、逢坂を知事選に出させない時だ。これは大いにあり得る。野党の選対は、もう牙をむき出しに戦う能力を失っているからだ。「憂鬱なる党派」状態なのだ。

▼『はるみ知事不出馬』などという、早くも先手を賭けられているのは、すっかり舐め切られているからだ。さらに、自民の選対には、アベ総理の番犬、北海の荒熊「ムネオ」が、いつでも噛みつこうと牙をむいているからだ。

▼というわけで、あまりにも身勝手で滑稽な、知事選予想を立ててみたが、このくらいの激戦にならなければ、道民は4期16年にも及ぶ、自民体質という冬眠から覚めないままでいるからだ。

▼2019年は、『憲法改正国民投票』という日本歴史上もっとも熱い年になる可能性が大きくなっている。その前夜の北海道知事選。道民として、魂が振るえるような選挙を期待したいからだ。