函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

不倫について考えてみた

2017年11月09日 09時30分40秒 | えいこう語る

▼私の友人に、不倫できない男がいる。人柄は太鼓判だ。即断即決で気前がいい、となれば女性に持てるはずだが、いざという時、一線を越える度胸がないという。

▼定宿の夜間管理人は「また帰られましたね」と、笑顔で迎えるという。女性とタクシーでホテルまで来て、女性だけがいつも帰ってしまうという、情けない定番のエンディングらしい。

▼「男はつらいよ」の寅次郎を彷彿する、ちょっぴり哀愁の漂う男だ。「一線を越える」という言葉が流行する現在だが、タクシーの中なのに、手を握ればいいだけの行為ができないという。「帰りのタクシー代にしてくれ」というセリフも、どこか哀愁が漂うが、そこに「一戦を越えられぬ男の美学」のようなものを感じるので、友人として付き合いをさせてもらっている。

▼前置きが長くなったが、男性スキャンダルで離党し、劣勢に陥った選挙を接戦で勝ち抜いた、山尾志桜里議員。スキャンダルにめげず、国政で活躍してほしいとの支持者の気持ちを、いっぺんに踏みにじった。

▼不倫相手とされる倉持鱗太郎弁護士を、再度、自分の政策ブレーンに起用した。世間一般の常識というものに照らし合わせても「元検察官と弁護士」、それはないよと世間は思う。それを百も承知での、勝負に出た志桜里さんの心中やいかに。

▼鱗太郎、どこかで聞いたことがあると思ったら、江戸城無血開城の功績者、勝海舟の幼名が鱗太郎だ。勝の女性遍歴は、一線などというものではない、妾5人に9人もの子供を産ませ、妻と同居させていたという強者だ。「海舟=漁色家」と称されるが、舟で漁をするというなら、日本一の漁師になっていたのかもしれないが、日本海軍の基礎を築いた人物なので、漁色家というのも許容範囲内なのか。

▼我が国も、男女平等と言われて久しいが、もし、山尾議員が一戦越えの人物だとしても、今後、子供や女性の権利向上に偉大な貢献したなら、女性でも一戦ぐらいは許されるという、男女平等社会が到来する?!そんな時代の開幕になるぐらい、山尾議員には期待したい。

▼そして、男性以上の大口をたたいて、しぼんでしまった小池百合子知事も、一線を越えたわけではなく「排除」と言っただけなので、もっと頑張ってほしいものだ。

▼ワルを排除するなら『排除おばさん』の名にもっと拍車をかけて磨き込み、百合子さんも志桜里さんも、それぞれの党派を離れ『おんなの党』などという色っぽい新党で、活躍してほしいものだ。

▼というところで、どこからか奥村チヨさんの歌が聞こえてきた。♪あなたと会ったその日から 恋の奴隷になりました♪ご存じ「恋の奴隷だ」。奥村さん自体、当時はこのタイトルが大嫌いだと話していた。そんな女性にならず、国政に励んでほしいものだ。

▼そうそう、77歳で天寿を全うした勝海舟の言葉は「コレデオシマイ」だったという。志桜里さんはまだ若い。ここからが本当の戦いが待っている。旗に書き込む文字は『不倫火山』だ。政治家として燃え尽きるような、絶大な成果を見せてほしいものだ。

▼今回の不倫騒動で、妙に賑わいを見せている世の中に、ちょっぴり違和感を抱いている、田舎のおじさんの、不倫についてのコメントだ。