函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

トランプ大統領初来日

2017年11月05日 09時24分55秒 | えいこう語る

▼2017年11月5日。横田基地に大統領専用機エアー・フォース・ワンが到着する。そこから降りるのは、サングラスをかけ、コーンパイプをくわえたトランプ大統領だ。隣のメラニア夫人も、定番のサングラスにコーンパイプでの登場だ。1945年8月30日。厚木基地へ到着した、連合国最高司令官、ダグラス・マッカーサー元帥の到着をイメージさせるパフォーマンスだ。

▼現在も日本各地に軍事基地を置き、占領国日本に降り立つという、強烈なイメージを与えての登場だ。日本国総理が待機している霞が関カンツリー倶楽部も、終戦当時は、米軍が接収していたコースだ。そこで米大統領は、日米軍事同盟の再強化と、北朝鮮問題の解決、さらに貿易拡大などの、政策を指示するのだろう。

▼名門霞が関は、1957年(昭和32年)日本初のワールドカップの開催地だ。強豪サム・スニードを抑え、中村寅吉が優勝を飾っている。そのリベンジマッチが、間もなく開催されようとしている。私事だが、45年ほど前、勤務していたゴルフ会社が札幌にゴルフ場をオープンした。その時の、コース監修がサム・スニードで、出来立てのコースをラウンドするサム・スニードに同行している。笑顔の素敵なおじさんだったのを記憶している。ただそれだけのことだが、トランプ大統領の来日で、そんな記憶が呼び戻されたのだ。

▼ゴルフ外交というのは、一見和やかそうに見えるが、これは危険だ。次のホールで何を賭けるかという、大統領の提案があるからだ。例えば「次のホールで君が負ければ、新型戦闘機30機を購入」などというベットだ。ゴルフは大統領が強いだろうが、国同士のトップ対決は、スクラッチ(ハンデ無)だ。ほとんど、大統領の勝になるだろう。アベ総理はラウンド終了後「親密感が増した」という負け惜しみの言葉を発するはずだ。これがゴルフ外交の恐ろしさだ。

▼天皇陛下との会談もあるようだ。あの歴史的なツーショット写真を、連想させられる一枚を要望するかもしれない。晩餐会には、大統領の孫が好きな、ピコ太郎も呼ばれるという。「♪北朝鮮+韓国=南北統一」などという、世紀の政治ギャグを披露しそうな気がする。

▼拉致被害者との対面もあるというサービスぶりで、その後、敵前の韓国へ飛び立つという。在韓米軍の士気高揚のために、夫人同伴でヘリコプターから降りる場面は、朝鮮戦争時の、マリリン・モンローの慰問を彷彿させる。北の若大将が、何も手を出せないのを尻目に、中国へ移動する。まさしく、トランプ大統領一人舞台の極東戦線への大名旅行だ。

▼昨夜の夢は、こんな単純な夢だったので、すこぶる機嫌がよく起床することができた。朝テレビで、進次郎さんが「自民党はこれでいいのか」と一人吠えていた。・・・選挙応援の疲労で、夢見が悪かったのだろうか。