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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

町会連合会道南ブロック大会

2013年10月12日 11時38分14秒 | えいこう語る
この大会、北は苫小牧から函館までの町会連合会が参加する、規模の大きなものだ。
初めて参加したが、今回のテーマは「安心・安全を目指した住民主体の地域づくり」だ。
「地域福祉推進における町内会・自治会の役割」について、社会保障制度改革国民会議が8月にまとめた、高齢化社会に向けての国の方針が説明された。


次の基調講演では、NPO法人シーズネットの方から、国の方針に沿った実践活動が報告され、末端の町会が行わなければならない役割についての説明があった。
それぞれの地域のおかれる現状を的確に分析し、地域にあった活動を展開すべきだとの内容と理解した。
「大脳生理学からみたボケない秘訣」は「か・き・く・け・こ」だ。
か=感動  き=興味  く=くよくよしない、工夫する
け=健康(熟睡の確保) こ=恋
最後の恋は、好奇心を持ち続けることなので、町会活動をしている方はボケないので、がんばってくださいと笑いを誘っていた。
でも、肝心なのは「引き際」ではないかと思う。社会奉仕に貢献していると思うと、タイミングを逸しやすいのだ。それがボケということではないかと、自分もそうならないようにと心に刻み込む。
私は町会長の中では若い方だが、そう思っているうちに歳月はあっという間に過ぎる。気がついたら、講師の話しを鵜呑みにしている年齢になっているのかもしれない。
二日目は各分科会の報告が終わり、次期開催地が発表になる。
次期開催地の連合町会長の挨拶だ。
「私たち登別町会連合会は、総力を挙げ“お・も・て・な・し”の心で歓迎いたします」とのウィットに富む挨拶で会場は盛り上がった。こんな時は、さすが熟練した会長さんの挨拶はすごいと、感心する。
私たちの分科会では噴火山である駒ケ岳を持つ大沼公園周辺の連合町会長が座長を務めた。昔からの人が多く住むこの地域では、会長はじめ役員の方が家庭訪問を繰り返し、信頼関係を築いている様子が会長の人柄からにじみ出ていた。会長の情熱あふれる発言に、何度か拍手が沸き起こったのは、感動的だった。
ちなみに、大沼駒ケ岳は噴火する規模が、世界最大規模といわれているそうだ。避難訓練も住民が一人でも多く参加するよう、役員たちが真剣に活動する体制は、町内会活動の鏡のように思えた。
風光明媚な駒ケ岳と、噴火によりせき止められつくられた大沼。
故郷を守ろうとする志は、周囲の自然が心を養ってくれているのだと確信する。
※露天風呂の前の池。小雨が降っていた。


宿泊のホテルの露天風呂からは、始まったばかりの紅葉が、その後方に毅然とそびえる秀峰駒ケ岳、大勢の町会役員をあたたかな眼差しで歓迎してくれているようだった。