ドラマ 「偽装の夫婦」 第９話 ＊感想＊

盛り上げに盛り上げた前回のストーリーと比べてしまうとトーンダウンは否めない回だったなぁ。

それにしても、焦らす、焦らす。
互いの交際相手をヒロ（天海祐希）と超治（沢村一樹）が紹介するまで、
えっらい焦らされたわねぇ。
いや、交際相手が誰かは予想はついちゃうんだけどね、、
何度も何度も話の腰が折られ、邪魔が入る、、
そんな焦らし作戦を楽しみながら観るコトができたよ。
予想がつきはしたものの、
今まで異性しか好きになったことのない人が同性と交際することになるワケだからねぇ、、
その経緯は興味深いものがあったよ。
保（工藤阿須加）はそんな雰囲気がすでに醸し出されていた気もするけれど、
ヒロはそんな感じを匂わせてきてはないからねぇ、、
その過程には注目しちゃうよね。

「由羽ちゃんは、みんなから見るとちょっと変わっているかもしれないけど、それは個性だと思うの。
　そういう、色々な個性を持った人がいるから、この世界が素晴らしいことがたくさん生まれるんだ。
　だから、自分たちと違うからってだけで、悪口を言ったり、友達にならないのは、先生は間違いだと思うんだ。」

「私達には違いより、共通点の方がいっぱいあるの。
　些細な違いにこだわって、相手を責めるのはもうやめたら？　
　心の痛みは同じなの。私達に大した違いはない。みんな同じなの。」

このドラマが伝えたいことと、
しおり（内田有紀）と由羽（井上琳水）に対するヒロの想いが重ねて描かれているのは面白かったよ。
ヒロはやっぱり頼りがいのある人だよねぇ。
どんな時でも守ってくれる、、そんな安心感がある人なんだよねぇ。
しおりと由羽を丸ごと抱えて走り出す、初回のヒロを思い出したよ。
ヒロはそんな感じを匂わせてきてはないと書いちゃったケド、
初回っから、この母子を助け支える強さはちゃんと描かれているんだよねぇ。
ただ、しおりや由羽といるときのヒロと、超治といるときのヒロと比べると、超治といるときのヒロのほうが好きなんだよなぁ。
ラストには、なにやら不穏な空気も漂いはじめたストーリーをどのように終わらせるのか、、最終回が楽しみだ。


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