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元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

“鴨池ダイエー”が閉店。

2024-09-01 06:27:12 | その他
 2024年8月末をもって、鹿児島市鴨池2丁目にある大型商業施設“イオン鹿児島鴨池店”が閉店した。私は十代の頃に鹿児島市に何年か住んでいたことがあるが、この店に対しては個人的にちょっと思い入れがあり、今回営業を終えてしまったのは寂しさを感じる。たぶん私だけではなく、ある年代から上の鹿児島市民であれば何らかの感慨を抱くことだろう。

 イオン鹿児島鴨池店の前身であるダイエー鹿児島ショッパーズ・プラザ(通称:鴨池ダイエー)がオープンしたのは1975年。それまで当地には大手ショッピングモールが無く、開店当時は大変な騒ぎだったという。我が家が鹿児島市に引っ越してきたのはそれから後の話だが、大きな吹き抜けが特徴のその店の垢抜けた出で立ちには驚いたものだ。



 日曜日の午前中には、我が家では父親が運転する車で鴨池まで出掛けて行き、この店で食料品や日用品をまとめて仕入れることがルーティンになっていた。時には日用品等だけではなく、家電品やちょっとした外出着なども購入した。もちろん、鹿児島市は天文館などの中心地に行けば大抵のものは揃えられるのだが、この鴨池ダイエーでは店内だけで買い物が“完結”してしまうのが有り難かった。

 そういえば、高校卒業時に大学の入学式に着るためのジャケットを親に買ってもらったのも、この鴨池ダイエーだった。また、クラスメートたちとの待ち合わせ場所にもよく利用したものだ。本当に懐かしい。

 店の経営がダイエーからイオンに移ったのは2015年だが、その後も多くの市民の間では鴨池ダイエーという呼び名が一般的だったらしい。だが、近年は鹿児島市には別にショッピングモールが次々とオープンし、加えて建物の経年劣化も避けられず、このたび49年の歴史に幕を閉じた。跡地の利用は未定とのことだが、また新たな商業施設が建つのだろう。だが、その際にはエンタテインメントの要素もフィーチャーして、他店との差別化を図った仕様にして欲しいものだ。
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キース・へリング展に行ってきた。

2024-08-25 06:48:15 | その他
 先日、福岡市中央区大濠公園にある福岡市立美術館にて開催されていたキース・へリング展に足を運んでみた。ヘリングは所謂ストリートアートの先駆者とも呼べるアメリカの画家だが、正直私はその業績については(恥ずかしながら)あまり知らなかった。もちろん、あの独特の絵柄に関しては誰しも見覚えがあるだろうが、彼自身については私はまるで門外漢だ。だから今回の美術展は有意義だったと言える。



 ヘリングは1958年にペンシルベニア州レディングで生まれているが、30歳代で早世している。しかも、実質的な創作活動期間は10年ほどだ。しかし、その作品数は数百点にものぼるらしい。アートを特定の層にだけではなく大衆に届けたいと考えていた彼らしく、創作するメディアは絵画だけではなくポスターのデザインやストリートや地下鉄の構内、さらには自身のデザインを元にした数々のグッズの販路を展開するという、おそらくはそれまで例を見ないマーケティング(?)を採用している点は革新的だったのだろう。

 ユニクロが彼のデザインを採用していたことも思い出した。また、児童福祉のための慈善活動にも積極的だったとか。それだけに、若くして世を去ってしまったのは惜しい。そういえば、彼を題材にしたドキュメンタリー映画があると聞く。「キース・ヘリング ストリート・アート・ボーイ」というタイトルのイギリス作品で(製作は2020年 監督:ベン・アンソニー)、53分程度の小品らしい。機会があれば鑑賞してみたいものだ。



 会場は夏休み期間中ということもあり、家族連れも含めた多くの入場客で賑わっていた。特にこういうポップな画調は子供に対して大きくアピールするのではないかと思う(まあ、実はかなり際どい題材の作品もあったのだが ^^;)。会場内には各種グッズの物販コーナーがあり、商品数はかなり多かった。しかし私は時間が無くてゆっくり見られず、早々に美術館を後にしたのが、何とも心残り。今後こういうイベントに行く際には、余裕を持ったスケジューリングを心掛けたい。
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博多祇園山笠が開催中。

2024-07-12 06:21:33 | その他
 福岡市の夏の風物詩である博多祇園山笠が今年(2024年)も7月1日より15日にわたって開催されている。一時はコロナ禍で中止あるいは不完全な形での実施を余儀なくされていたこの祭りだが、2022年より正常運用されている。ただ心配なのは今年は梅雨明けが遅いので、各催し物が豪雨に襲われないかということだ。まあ、雨ごときで怯むような“博多のぼせもん”達ではないことは重々承知しているけどね(笑)。



 この時期、市内各所には飾り山笠が展示される。本年度は13カ所で、いずれも手練れの人形師達が手掛けた絢爛豪華な飾り付けが成されている。総鎮守である櫛田神社に向いた面を「表」とし、その後方を「見送り」と呼ぶが、その「見送り」の飾り付けには映画やテレビアニメが題材になることが多い。本年も「機動戦士ガンダム」や「ONE PIECE」などがネタとして採用され、多くの見物客を集めていた。

 博多祇園山笠のハイライトである“追い山”は7月15日に行われるが、開始時刻が朝の4時59分なので、前日徹夜でもしない限り良いポジションで見るのは無理である。実は、私も接したことは無い(プレイベントの“追い山笠ならし”や“集団山笠見せ”は何度も見ているけど ^^;)。いつかは見たいとは思う。



 近年、外国からの観光客が増えているので、このフェスティバルも多くのインバウンド消費を呼び込むのだろう。オーバーツーリズムが取り沙汰される昨今だが、福岡市の知名度がワールドワイドになってくる(かもしれない)のは、決して悪いことではないと思う。今後とも安全には十分留意して、無事に祭りを運営して欲しい。
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Jリーグの試合に足を運んでみた。

2024-05-10 06:07:23 | その他
 去る5月6日(月)に、福岡市博多区の東平尾公園内にある博多の森球技場(ベスト電器スタジアム)にて、ほぼ一年ぶりにサッカーの試合を観戦した。対戦カードはホームのアビスパ福岡と川崎フロンターレである。

 当日は午後から雨模様になるとの予報だったが、実際には時折小雨がぱらつく程度だったのでホッとした。とはいえ、蒸し暑さを感じたと思ったら突然冷たい風が吹き渡ったりと、天候は安定しない。油断していると風邪を引いてしまいそうな状況だったが、それを忘れさせてくれそうな試合内容だった。



 序盤こそアビスパが押し気味だったが、すぐにフロンターレが攻め込む展開が連続する。何とか前半は凌いだが、後半が始まってもビリッとせず30分を過ぎたあたりで失点してしまう。このままズルズルと試合終了までいくのかと思っていたら、後半40分に何とか同点に追いつくことが出来た。そこからの試合は白熱して一進一退の攻防が続き、結果として同点のまま試合終了となった。

 フロンターレは今期は下位に低迷しているとはいえ、本来は過去4回の優勝を誇る強豪だ。アビスパが負けなかっただけでも有り難いと思う。そして驚いたのは、途中出場した今期からの新戦力シャハブ・ザヘディの身体能力だ。とにかく強力なフィジカルで、見ているだけで楽しい。今後の活躍を期待したいものだ。



 それにしても、このスタジアムのロケーションは不便である。都心から離れていて“気軽に足を運ぶ”ということが出来ない。それでも以前は遠距離をものともせずに観戦に出掛けていたものだが、最近はトシのせいか億劫になってきた。この点に限って言えば、最寄りの駅から近い競技場をフランチャイズにしているギラヴァンツ北九州やサガン鳥栖が実に羨ましい。
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大シルクロード展に行ってきた。

2024-03-08 06:45:00 | その他
 2024年1月2日から福岡市博多区下川端町の福岡アジア美術館で開催されている“世界遺産 大シルクロード展”に行ってきた。東洋と西洋を結ぶシルクロードは、2014年にユネスコの世界遺産に登録されたが、本展覧会は中国エリアで発見されたシルクロードの遺宝が展示されており、世界遺産認定後では中国国外で初めて行われる大規模展とのことだ。



 展示物は洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域などのスポットで発掘された文物が中心。遠く西方から運ばれた遺宝や、東西文明が融合して生まれた絵画に金銀細工の宝飾など、いずれも興味深いものばかりだ。特にイラン系の商人たちが西ウイグルに宛てた手紙はソグド語で書かれており、中国国内にこのような物が遺されていたというのは驚くしかない。また、1世紀ごろにシルクロードを通じてインドから中国へ伝わった仏教の存在感を示す仏像も、見事なものである。



 なお、この展覧会も一部を除いてすべての展示物が写真撮影可能だ。平日に足を運んだのだが入場者は多く、いずれも展示物にカメラやスマホを向けていた。福岡アジア美術館は歓楽街の中洲に近く、交通の便も良い。今後も何かイベントがあればチェックしていきたいと思う。
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ローマ展に行ってきた。

2024-02-23 06:08:03 | その他
 2024年1月5日から福岡市中央区大濠公園の福岡市美術館で開催されている“永遠の都ローマ展”に行ってきた。ローマのカピトリーノ美術館に所蔵されている古代ローマ帝国時代から近代までの作品が展示されており、国内では東京以外での開催は福岡だけだ。また、昨年2023年は明治政府が派遣した“岩倉使節団”がカピトリーノ美術館を訪ねてから150年の節目に当たるとかで、それを記念する意味合いもある。



 作品自体に関してはここで素人の私があえてコメントする必要は無いが、それでも目を引いたのがカラヴァッジョによる絵画「洗礼者聖ヨハネ」だ。少年時代の聖ヨハネが観覧者の側に顔を向けて悪戯っぽく笑っている構図で、表情の捉え方はもとより、暗いバックとキャラクターを照らす光が抜群のコントラストを醸し出している逸品だ。何でも福岡展だけの展示とかで、これを見られただけでも足を運んだ甲斐があった。



 なお、一部を除いてすべての展示物が写真撮影可能(ただし、フラッシュ使用や動画撮影は不可)。以前観に行ったミュシャ展もそうだったが、SNSが普及した昨今では、こういう施策が普通になってくるのかもしれない。
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対馬へ観光に行ってきた。

2023-10-01 06:10:38 | その他
 先日、長崎県の対馬に行ってきた。ここには過去2回訪れているが、いずれも仕事案件(具体的には、工事現場の視察)である。今回は純粋に観光のために嫁御連れで足を運んでみた。そのため、比較的ゆっくりと各スポットを見て回れた。厳原町にある対馬藩主宗家の墓所である万松院(ばんしょういん)は前回は時間が無くて本堂付近しか見学していなかったが、今回は墓石や樹齢1200年と言われる大杉がある奥の院まで進むことが出来た。

 対馬藩の藩船が使用した船着き場の跡や、烏帽子岳展望台、海中にそびえる鳥居が有名な和多都美神社、上見坂展望台、殿崎にある日露友好の丘などにも行ってみたが、改めてこの島には観光スポットが少なくないことを実感した。しかし、地元側のPR不足のせいか、他の九州の観光地に比べれば知名度がイマイチなのは残念だ。



 その代わり、韓国からの観光客は多い。一時はコロナの影響で減少していたが、最近は回復しているようだ。釜山からの船が北部の比田勝港に着く時間帯をあえて避けた日程を採用したので、団体客と遭遇することは無かったが、それでも韓国人を多数乗せている観光バスと何回かすれ違った。地元の人の話によると、韓国人客が当地にもたらす経済効果は年間95億円にも達するそうで、今や無くてはならない“収入源”になっているとのこと。対馬は平地が少なく農産物の収穫はさほど期待できない。そのためこの島は大昔から半島や大陸との交易が経済を支えてきている。

 さて、対馬に関するニュースで最近耳目を集めているのが、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場を作るのどうのというネタだ。こういう話になると、条件反射的に政府当局側の主張を前面に押し立てて“受け入れて当然だ!”と言い切る右傾の人たちが湧いてくるみたいだが(苦笑)、地方には地方の“事情”があることを少しは知るべきだろう。



 断っておくが、私はこの問題について言及する資格も知識も持ち合わせていない。ただ、沖縄もそうだけど、こういう“国境の島”には本土(特に首都圏)の論理だけでは割り切れないものがあるのは確かだ。

 なお、毎度のことながら対馬で獲れる海産物は絶品である。機会があれば、また行きたいと思う。
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世界水泳を観戦した。

2023-07-28 06:09:16 | その他
 7月14日から福岡市博多区沖浜町にあるコンサートホール・コンベンションセンター、マリンメッセ福岡で開催された第20回世界水泳選手権大会に足を運んでみた。ただし、正直言って個人的にはこの競技にはあまり興味は無い。しかし、スポーツ好きの嫁御が先行してチケットをゲットしたので、付き合った次第だ(苦笑)。



 もっとも、観られたのは午前中おこなわれた予選だけである。夕刻から実施される決勝は別チケットになるらしく、予選終了後は観客は“入れ替え”になるとか。座席は指定できず、どのポジションになるかは事前には分からない。それでも、入退場する選手の顔が十分拝める位置に腰掛けられたのはラッキーだったかもしれない。池江璃花子や大橋悠依といった、門外漢の私でも名前を知っている選手もちゃんと認識できた。

 ただし、マリンメッセ福岡は市の中心から離れた場所にあり、炎天下に移動するのはかなり堪える。また、大会のスポンサーになっている飲料メーカー以外のドリンクを持ち込もうとすると、無理矢理にラベルを引き剝がされたのには驚いた。まあ、お金を出してくれるところの意向は主催側としても優遇せざるを得ないということか。



 福岡市でこの大会が開かれるのは今回で2回目だ。前回は2001年で、その時は選手と思われる並外れて体格が良い者たちが繁華街をウロウロしていたのを思い出す(今回は会場近辺を除けばそれほど目立たない)。そういえば2001年の大会期間中には市内中央区にあるシティホテルには、大きなロシアの国旗が掲げられていた。選手の宿泊先であることは明らかだったが、今大会ではロシア及びベラルーシは不参加だ。昨今の世界情勢では両国がスポーツの国際大会に出場するのは無理であり、早期の解決が望まれるところである。
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ミュシャ展に行ってきた。

2023-05-12 06:07:51 | その他
 4月8日から福岡市中央区大濠公園の福岡市美術館で開催されているミュシャ展に行ってきた。アール・ヌーヴォーの代表的な画家として知られるアルフォンス・ミュシャの作品を集めたもので、チェコ在住でミュシャ本人とも交流があったズデニェク・チマル博士のコレクションが主に展示されていた。



 ミュシャの展覧会は過去に開催された際も足を運んだことがあるが、作品や作風自体に関してはここで素人の私があえてコメントする必要は無いだろう。ただ今回の美術展で面白いと思ったのは、すべての展示物が写真撮影可能であったことだ(ただし、フラッシュ使用や動画撮影は不可)。普通、美術展というものは作者あるいは作品の保有者による権利が厳格に定められており、入場者が勝手に写真を撮ることはNGであるはずだが、このミュシャ展に限ってどういう経緯で撮影可の運びになったのかは分からない。

 とはいえ、SNSが普及した昨今では、この施策は“インスタ映え”などを優先的に考える入場者を集めたことは間違いないようで、実際写真を撮りまくっている観覧者が目立った。今後も(権利問題さえクリア出来れば)このような趣向の美術展も増えるのかもしれない。
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久しぶりにサッカーの試合を観戦した。

2023-05-05 06:05:37 | その他
去る5月3日に、福岡市博多区の東平尾公園内にある博多の森球技場(ベスト電器スタジアム)にて、サッカーの試合を観戦した。対戦カードはホームのアビスパ福岡とFC東京である。連休中でもあり客の入りは好調で、入場者数は1万人を超えた。

 Jリーグのゲームを観るのは、何と5年ぶりだ。前回から“個人的な事情”やらコロナ禍やらが続けざまに起こり、スポーツ観戦とは縁の無い日々を送っていたのだが、コロナも(一応は)落ち着きを見せたこともあり、先月のドームでの野球観戦に続いて最近やっと競技場に足を運ぶ気になった次第だ。



 しばらくアビスパの試合を観ていないうちに、いつの間にかJ1に昇格しており、しかもこの時点で一桁の順位に付けている。また、知らない間にオフィシャルチアリーダーズも結成されていて、試合の盛り上げに一役買っている。昔は下位が指定席みたいなチームだったが、いろいろと改善の手立てを講じているようだ。

 試合展開はキックオフから一進一退で両チームとも力は互角かと思わせたが、アビスパの方がディフェンスに勝り、危なげなシーンが少なかった。双方無得点のまま前半を終えるが、後半に入るとジリジリとアビスパが押し気味になり、後半27分にフォワードの山岸祐也が相手ゴールのネットを揺らし、これが決勝点になった。結果5位に浮上ということで、今後も活躍を望みたい。



 余談だが、フード類を売るショップが現金を扱わないことを知り、いささか面食らった。何でもこれは2022年のシーズンから決まった話らしい(とはいえ、スタジアム外の屋台形式の店ではどうなのかは分からない)。いずれにしろセキュリティ上ではキャッシュレスは望ましいとは思うが、現金払いがデフォルトの年配層(笑)にはどう映るのか気になるところである。
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