ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

12/15  二つの浅間(せんげん)山 これで県境稜線上の3つの浅間(せんげん)山を歩いたことになります。

2016-12-16 10:11:41 | 草花
先週の木曜日に弓張山の北側にある浅間(せんげん)山を歩いたばかりでしたが、その時に時間が足りなくなってしまい、離れた場所にある二つの浅間(せんげん)山を残して家に帰ってきていました。

そこで一週間後の昨日、やり残した宿題を片付けるために、また県境稜線にやってきましたが、今度は南側の陣座峠を歩き始めといたしました。

そうやりますと、JR東海道本線の二川駅から、弓張山地の稜線歩きを開始して、ずっと歩いた線分がつながることになるからです。ざっと測ると約40kmほどになるようです。

昨日は天気が良かったので「今度こそは富士山を・・・」と意気込んで乗り込んでくるはずでしたが、不覚にも朝寝坊をしてしまい、富士山の全貌を見ることはまたもやお預けとなってしまいました。

明日からシリーズ化してレポートするつもりですが、今回は総集編的に前触れをしておきます。

かくれんぼ ↓

陣座峠から歩き始めてすぐのところで、鉱山の採掘所のヘリで、ちょっとひらめき、土砂の山に登ると富士山の見られる場所がありました。あいにくのかくれんぼでしたが・・・。



下の浅間山 ↓

ここは展望のない場所でした。



上の浅間山 ↓

山頂には新城方面に向かって石の祠が並んでいました。



山頂風景その2 ↓

塩ビ管が木の台に括り付けられています。これは一体何でしょうか? レポート記事の中でその答えを出すことにします。



新東名高速道路 ↓

眼下に新東名高速道路が現れて、行く手が分断されてしまいました。道のなりに下まで下りたりしましたが、どうやってもこの道を越えられません。もう一度登り直して、考えたことは・・・・・



フェンス沿いに下る ↓

今度は反対方向に、フェンス沿いにこの急斜面を下ってみました。すると潜り抜けの道がついていましたが、今度は分断された山道が見つかりません。



炭焼田峠 ↓

やむなく山中に潜り込み、ひどい藪漕ぎを重ねてやっと県境稜線に乗り上げることが出来ました。
やがて、その道は炭焼田峠まで下って行きます。一週間前に来た場所にやっと着き、これで宿題は終わりました。



国道歩き ↓

あとは車を置いた場所まで車道を歩きます。山間の集落は早くも日陰になっています。



道の駅 ↓

歩いているのは国道257号で、県境が近い場所です。道の駅には来年の大河ドラマのことを窺わせる幟が立っていました。
井伊家ゆかりの井伊谷(いいのや)は、この国道で静岡県に入り、この街道筋にあるそうです。



暗くなって・・・ ↓

街道歩きを2時間あまりやって、暗くなってしまいましたが、車を置いた場所に戻って来ました。
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12/08日 県境近くの大森山・浅間山(644m)・弓張山・城山を周回 その6(最終記事):炭焼田峠を経て駐車地点に戻る。

2016-12-15 07:16:07 | 草花
弓張山地の部分的な稜線縦走のレポートは今回で最終となります。
当初の計画ではもう少し欲張り、もっと南下したかったのでしたが、道の取り間違いを何度もやってしまい、タイムロスを積み上げてきたので、時間が押してしまいました。
また一年中で一番日の落ちる時間が早まっていることもあり、計画のコースを短縮して切り上げざるを得ませんでした。
これが真夏でしたら時間はたっぷりありますが、今度は暑さでバテていたことでしょうね。

歩き残した宿題は後日向き合うことにして、今回は余裕を残して下山し、終りとします。

稜線の黄葉 ↓


紅葉 ↓

山中では唯一、自生のカエデの紅葉を見ることが出来ました。やはり段違いですね。



ハナミョウガ ↓

ハナミョウガは暖地の海岸沿いの山中で時々見かけるものです。ここでは赤い実をつけた株をところどころで目にしました。



センリョウ ↓

道端に実の付いたセンリョウがまるで並木のように出て来ました。どう考えても人が植えたように思われますが、どうしてここに植えたのか未だに判りませんでした。



炭焼田峠まで ↓

ここでも失敗をしてしまい、分岐点に気づかずに、違う方向にどんどん進んでしまいました。そのことに気づいて軌道修正するのにだいぶ時間を要してしまい、この日の予定は変更して、予定部分の最後のところは後日訪問することにしました。



旧国道と出会う ↓

山道が終わり、旧国道と出会います。



旧国道の炭焼田峠 ↓

今はトンネルでこの峠の下を抜けますが、トンネルができる1999年の2月まではこの道が使われていたことになりますね。18年足らずですっかり峠路の様相が変わってしまいました。



旧道歩き ↓

旧道を歩いて車を置いた場所まで戻ります。



フユイチゴ ↓

フユイチゴも熟れてきています。



炭焼田トンネル ↓

国道257号に257mの炭焼田トンネル。この数字の”語呂合わせ”はお役人の遊び心だったのでしょうか。



今の道と旧道 ↓

今の国道257号を左下に見て旧道を進んでいきます。



もみじの錦神のまにまに ↓





本日のフィナーレはモミジの錦が神っている・・・・神のまにまに(神様の御心のままに)この眺めを愛でさせて頂きました。



歩行数 ↓

低山の、割合平坦なところばかりを歩いていたので、歩行数は伸びましたが、激しい疲労感ではなくて、適当な疲労感で歩き終わることが出来ました。
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12/08日 県境近くの大森山・浅間山(644m)・弓張山・城山を周回 その5:城山(じょうやま)の山頂周辺でタイムロス

2016-12-14 07:26:48 | 草花
今回の山歩きの周回ルートでは、中心地点に当たりそうな位置に城山(じょうやま=656m)がありました。
この山容は穏やかなドーム状をなし、頂にアンテナを二つ持ったこの山は遠くからでもそれと見極めができて、位置の確認などに好都合な存在でした。

そこで、遠くから見てばかりではなくて、一度はその頂に立っておきたいと思って、この山にやってきたわけですが・・・・・・・

林道工事中 ↓

林道は舗装工事中でした。


舗装が施された道は、表面には進行方向に対して横に筋の刻まれたものでした。これはスリップ防止に効果的ではなかろうかと思いながらその上を歩いて行きます。



山頂直近 ↓

山頂に着くすぐ前のところで、ヤマコウバシでしょうか、紅葉して迎えてくれます。



最初のアンテナ ↓

最初のアンテナはこういう武骨なものでした。




NTTドコモのものでした。



城山山頂 ↓



城山の山頂部分はかなり広い場所になっていて、そこには材木が伐り出されて積み置かれていて、重機が一台動いていました。その横から樹叢の中に入って山頂の三角点を探します。
山頂三角点は木々に囲まれた見晴らしの無い場所にありました。



もう一つのアンテナ ↓



もう一つのアンテナは中部電力のものでした。これで遠くからよく見えていた城山の二本のアンテナを身近に確認できました。
次の目的地を目指して歩き始めますが、広い山頂部分のどこに道があるのかさっぱりわかりません。
道探しでウロウロしてしまい、かなりのタイムロスをして、後の行動に時間制限を作ってしまいました。
ここでは、やむなく適当に山中に突っ込んで、歩きながら軌道を修正するという方法をとりました。



山道で黄葉 ↓

やっと道が定まり、順調な歩運びが再開されてすぐに、山道の両脇に黄葉した素敵な眺めが出て来ました。



紅葉に近い ↓

これはコナラでしょうか?赤に近い色付きを見せてくれます。葉の色付きは、自然の中ではいろいろな変化がありますね



ミヤマシキミ ↓



ミヤマシキミは蕾の株も、実の付いた株にも出会います。



アキノタムラソウ ↓

これはアキノタムラソウでしょうか。随分下の方で花が咲き残っていました。



樹幹の間から紅葉見物 ↓

名所の紅葉とはスケールも趣も違いますが、山中の小規模な色づきに心癒され、目を楽しませてもらっています。 


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12/08日 県境近くの大森山・浅間山(644m)・弓張山・城山を周回 その4:一番高い弓張山着。 次の城山を目指す

2016-12-13 07:17:28 | 草花
この山行では弓張山地というあまり聞きなれない山域を歩いています。
弓張山地についての記述を一部ネット上から借用しますと:

弓張山地(ゆみはりさんち)は、赤石山脈の南側の愛知県豊橋市・新城市と静岡県湖西市・浜松市北区 にまたがる山地を指すようで、鳶ノ巣山(標高706m)を北東端の最高地点として、南西にJR二川駅の北付近まで伸びる約50kmに亘る山塊を言うようです。
途中、一等三角点を持つ神石山から北部では、愛知県と静岡県の県境を成す稜線を共有しています。

今回は浅間山でその県境稜線に乗り上げて、以後はその稜線上をずっと南下していくことになります。
この日、標高の一番高いところは「弓張山地」の弓張山で、標高は679mありますが、浅間山からは造作なくこの山の頂に着けました。

弓張山山頂 ↓



浅間山からはほとんど平坦な稜線を歩いてきて、とてもあっけなく弓張山の頂上に着きました。
この山塊の総称「弓張山地」と同じ山の名前を持つものですが、とても代表選手らしからぬ山頂付近の雰囲気でした。
林の中にあり、遠くの眺望は全くないといった感じでありました。



ささやかな紅葉 ↓

眺望が無かったので、低木の紅葉を土産に撮ります。



コショウノキ→ミツマタ ↓

日当たりの良い場所で・・・・、今日見た中では、一番花が近いと感じたコショウノキ→ミツマタです。



城山(じょうやま)を目指す。 ↓

次の目的地は城山(じょうやま)ですが、今までの延長線上で、林間の平坦な道が続きます。



林道 ↓

行く手に広い林道が見えてきました。そこからなら東側に視界が開けています。



風力発電 ↓

始めに見えたのは何本かのプロペラでした。昨年の暮れに歩いた三岳山から北東に伸びる稜線上の風力発電設備のようです。



遠くに南アの雪嶺 ↓


カシバードで描画 ↓

望遠レンズを持ち歩きませんでしたので、上手くは撮れていません。カシバードで補っておきます。
弓張山地の最高峰の鳶ノ巣山も手前に入っています。


富士山方面 ↓


カシバードで描画 ↓

小生はここの所しばらく、富士山を見ていません。この日、あと3時間早ければ富士山を見ることが出来たと思いますが、ここに来た時には富士山は雲の後ろになっています。
でもよくよく見ると山肌がわずかに見えているかもしれません。



熊伏山 ↓

南アの重鎮の前には熊伏山が見えてはいました。鳶の巣山との位置関係はこうなります。



観音山 ↓

中央の奥にやや黒ずんで観音山が見えます。観音山からは富士山の見えるスポットがあるそうです。



広い林道 ↓

大型車がストレスなく通れるほどの広さの道を城山目指して進みます。



テンナンショウ属 ↓

赤い実をつけたテンナンショウの仲間が出て来ました。たしかスルガテンナンショウという種類もあると聞きますが、これがそれかどうかはよくわかりません。



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12/08日 県境近くの大森山・浅間山(644m)・弓張山・城山を周回 その3:やっと浅間山に到着、そこからは稜線を南下する。

2016-12-12 07:21:20 | 草花
自分がこれまでに歩いたことのない場所を歩くということは、生まれて初めて目にする景色ばかりに出逢うということになります。

もちろん良いこともあれば、悪いこともあることでしょう。
人生が長ければ、そういうものを類型化して当てはめることもできるでしょう。
そういうこともひっくるめて、未知の事物との出会いを、楽しむという気持ちがないと、旅は苦痛になることでしょう。

幸いなことに小生は、ぐうたらな性格ですので、未知の事柄に対しては楽観的でいられます。
自然の中に立ち入った時にでも、余り身構えることがありません。
山を歩く時にはこういうスタンスでいると、どうも波長が合うようです。

今度の山旅は、距離が長くなるので、朝の暗いうちから歩き出して、最遠点の浅間山には正午の10分前に着きました。
その間は山道や林道、はたまた廃道や、道の無い山斜面を歩いたりしました。
午前中に6時間強を歩く中で、道の取り間違い、修正を5度以上も繰り返しましたが、全然焦ることなく歩いてこられました。
これも朝の早発ちによって時間的な余裕を持てたお陰ですね。

そんな”一人弥次喜多道中”で浅間山に着くまでのレポートを致します。

コショウノキ ↓

小休憩を入れた時に、リュックを下したのですが、休憩が終わって立ち上がった時に何やら「カサッ」と音がしたのです。
そのまま20歩くらい進んだところで、メガネがないことに気づきました。
眼鏡はその音のしたところで地面に落ちていたのですが、そんな小さな音も聞こえてしまう程静かな山旅であったのです。
コショウノキは道端で蕾が大きくなっていました。



ヤマコウバシ ↓

この山域ではこのヤマコウバシの木を随分たくさん見ています。冬でも葉を落とさないのですね。



林道の工事中 ↓



この日初めて人の姿を見た場面です。こんな山奥にも税金が使われていて、それでもなお、林業は衰退傾向にあるのですから、いろいろ考えさせられることが多くなります。



三ツ瀬明神山 ↓

林道を工事していた場所を通過すると、前方に見晴らしの利く場所がありました。
三ツ瀬明神山が見えているのです。



鳳来寺山 ↓

その場所から90度ほど左に向きますと鳳来寺山も見えていました。



判りにくい登り口 ↓

山の斜面をざっくりと削り取り、林道が新しく前方に伸びていきますが、浅間山の最後の登りに通りつく場所に気づかず通り過ぎてしまいました。道を戻り、よく見ていくと、こんなところに登り口がありました。



最後の詰め ↓

その場所から山の斜面に取付き、浅間山の頂上を目指して歩いて行きます。



山頂が見えた ↓

いくらもしないうちに山の際が見えてきました。山頂がすぐそこに来ています。



浅間山山頂 ↓

山頂に着きました。ここが本日の最遠点になります。



山頂の祠 ↓

浅間山・・・・せんげんやまと読みますが、おそらく富士山の浅間(浅間)神社のゆかりのものでしょうね。昔はここから富士山が見えたそうですが、今は木立が邪魔をしてそれが見えていません。
祠にお参りりした後で、少しの落胆を交えながら次の目的地を目指してこの山頂を後にします。


樹の間越しの黄葉 ↓

これから歩く道は静岡県と愛知県の県境稜線を成している道です。さほど起伏の無い道を気楽に歩くことにします。
道端には時々黄葉が現れますが、小規模のものばかりです。



愛知・静岡の県境稜線 ↓

こんななだらかな道を次なる弓張山目指して歩いて行きます。
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