ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/4日 岩古谷(いわごや)山から4山周回その3:岩古谷山頂からの景観 コアジサイ カキノハグサ ヤマボウシなども

2018-06-08 07:07:25 | 草花
岩古谷(いわごや)山の長い石段歩きが終わり、山道は地道になっています。そうなると出てくる草花も数が増えて来ます。
いかに岩山であっても、スイスの有名な岩山とは訳が違い、我が国では有り難いことに岩の上に土砂の堆積があり、豊富な雨量と、四季があるお陰で、我が国固有の、豊かな植生が育まれています。

山の斜面にその片鱗が顔を現し始めました。

コアジサイ ↓

この花の”程の良さ”に好印象を持つ方は多いのではないでしょうか。



カキノハグサ ↓

この地方で、この季節の”定番植物”も顔を出します。



鎖場 ↓

今山行では、鎖とロープに頼らないことを心がけましたので、これを横目に見て、岩をつかんで歩いて行きます。



モチツツジ ↓

季節外れの真冬にも花を見せることのあるこの種類ですが、本来は今の時季が旬なのでしょうね。



鎖場 ↓

この鎖場は長い距離がありました。ここも岩だけをつかんで進みます。



ヒメイワカガミ ↓

ここのものは随分葉の小さい種類でした。残念ながら花の時季は済んでいます。



モチツツジ ↓

ここでも花付きの良い株が出てきました。



稜線間近 ↓

前方が明るくなり、稜線のすぐそばまで来ていることが窺えます。



稜線着 ↓

主稜線に乗り上げました。ここは東海自然歩道の一部となります。



鉄柵 ↓

岩の端は断崖絶壁となっていて、通行する人は鉄の柵で守られています。



鞍掛山に続く ↓

この鉄製の階段を下りて行くと、その道は東海自然歩道であり、鞍掛山まで続いています。



山頂 ↓

岩古谷山の山頂に着きました。眼前には広々とした眺めがあります。



三ツ瀬明神山 ↓

真っ先に目に付くのは、真正面にそびえる雄々しき姿の山です。三ツ瀬明神山も素晴らしい岩山です。
三河には明神山が二座あり、その一つがこの三ツ瀬明神山であり、残る一つはこれから向かう平山明神山です。



三ツ瀬明神山周辺 ↓

三ツ瀬明神山の周辺にも良い山が集まります。



平山明神山 ↓

これから向かうことになる平山明神山は少しだけ山陰になりますが、一番高いところはドーム形状になっていて、誰かが”三河のジャンダルム”とか呼んでいましたが、これはほめ過ぎですね。
ご飯を炊くお釜を伏せたような形状ですので、「釜伏せ山」程度がちょうど良さそうです。
(子供の頃に、埼玉県の秩父線寄居・波久礼(はぐれ)駅下車で、釜伏山ハイキングが出来ました。)



和市の集落 ↓

眼下に和市の集落が見えます。こうして眺めると、鄙びた風情が強調されるような感じがします。



これから行く3座 ↓

ちょっと苦しい写り方ですが、これから歩く3山が右から順に明神・大鈴・鹿島と見えています。



宇連山から鞍掛山 ↓

宇連山から棚山高原、鞍掛山の山塊も印象的です。



ツーショット ↓

三ツ瀬明神山と宇連山は、この地の両雄かもしれません。



遠くに愛知・静岡県境稜線 ↓

愛知と静岡の県境をなす稜線が、遠くにシルエット気味に見えています。



岩にガンピ ↓

山頂の岩のすぐ下に、ガンピが咲いています。



山頂を後にして、しばらくの間、東海自然歩道を歩きます。



ヤマボウシ ↓

ヤマボウシの花は木の枝の間からチラっと見えました。



岩壁に階段 ↓



東海自然歩道の”難所”とされている、岩壁を回り込むような道に差し掛かりました。
鉄製の階段や木段がつけられていますから、安全に通ることができますが、もしもこういう措置が講じられていなければ素人は絶対に通ることができないような場所です。

こういうことを見ても、私たちが山の頂に立てるのは、いろんな人の助けがあればこそだと思い知ります。
他人様の作った道や施設を歩いて、そのことに思いを致すべきだとつくづく考えています。
それゆえに、山の頂に立った時に「踏破」だの「征服」や「制覇」という、荒っぽくて高慢な言葉を用いるのは適当ではないような気がします。
コメント (6)
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