ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/11日 藤原岳孫太尾根 ②: 朝まだき 石灰岩の露出地帯を登っていく 

2014-04-16 07:27:29 | 草花
歩き始めは午前6時頃でした。 山の朝早くの冷気が心地よく身体を包んでいます。
手袋をしない指先を冷たく感じていますが、手袋をしたときの便利さと、それをしないときの自由度を量りにかけて、結局しないまま歩き続けることにしました。

竜ヶ岳 ↓

この尾根の急峻な崖は、間に青川を挟んで、対岸に竜ヶ岳の大きな山体を見せています・
近頃は日の出の時間が大幅に早まって5時半頃になっています。
この写真を撮った時刻は6時45分ですが、竜ヶ岳は目覚めたばかりのような姿で横たわっています。



ヒメウズ ↓

孫太尾根歩きは5時間に及びますが、この山全体が石灰岩地でありますので、太平洋小野田セメントの採掘地でもあります。
この孫太尾根歩きは採掘地を眺めながら歩く道でもあります。
そんな山ですからこの尾根でも石灰岩の露出地帯が出てきます。そうすると、特有の植物も出てくるわけですから、期待が高まります。 
ヒメウズは体の小さいものが出て来ました。



シキミ ↓

シキミは藤原岳の登り始めのところと、下る途中の両端で見ましたが、なぜか下る途中で見たものは殆ど花をつけてはいませんでした。 
ところが、こちらの孫太尾根側ではこれ以後も盛大に花を付けた姿を多く見ました。



タニギキョウ ↓

何かの拍子にちょっと立ち止まったその足元にこの花を見ました。花が小さいので、立ち止まらなかったら見つけることは出来なかったことでしょう。



ムラサキケマン ↓

地味が痩せているからなのでしょうね、背丈の小さなムラサキケマンが登場して来ました。




ミヤマハコベ ↓

ミヤマハコベの花としてはやや小ぶりのものが出て来ました。
今のところは花の形がどうあれ、とにかく遇ったものは撮っていくことにしています。



カタクリ ↓

この尾根にもカタクリが点在していました。このときの時刻は午前7時17分、光りが当ってこないのでまだこんな姿です。



ヒトリシズカ ↓

こりんさんがまず最初のヒトリシズカを見つけてくれました。
この孫太尾根歩きではこのあと何度も何度も姿を見せてくれます。



ミノコバイモ ↓

花がややすぼんだミノコバイモが出て来ました。
この姿は花の咲き初めなのかそれとも終末期のものか判断が付かなくなりました。



ミノコバイモ ↓

これは花の盛りの姿ですね。



ミノコバイモ ↓

失礼してスカートの中を覗き込むような盗撮まがいのことをしました。 いくら相手が花であっても、不自然であり、若干の後ろめたさを感じてしまいます。



オモト ↓

実をつけたオモトも複数回見ました。 この植物は石灰岩地を好むようですね。
コメント (8)
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