ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

4/11日 藤原岳孫太尾根 ⑤:展望丘山頂で景色を楽しみ、避難小屋まで行く

2014-04-19 06:34:10 | 草花
石灰岩の露出したガラガラの岩場急斜面を攀じると、そこは藤原岳展望丘山頂部の広い一角に登り詰めたことになります。
藤原岳の山頂部一帯は準平原のような広さとおおらかさが有り、昔は山スキーで賑わったところとも聞いています。

ここまで登ってくると眺望は抜群の筈なのですが、今回はそう遠くまでは見通しが利きません。
冬晴れの時には北アルプスまで視界が拡がるようです。

急登を登り詰めたことによって道の勾配は無くなりましたが、足下は岩がゴツゴツした道ですので、展望丘の最高地点までもう少しの間、慎重に足を置く場所を選んで歩運びして行きます。

展望丘山頂はすぐそこ ↓

展望丘は指呼の間に迫っています。 晴れた空に感謝ですね。



こんなところにエビネ ↓

岩の前にエビネが出て来ました。葉をよけてみると、ちゃんと花芽が上がっています。
三河でエビネを見るときは樹陰の半日陰ですが、ここは岩稜帯で、標高1100mを超していますので、高原冷涼地ということになり、こういう日曝しの場所でも充分生育可能なのですね。
ここでエビネを見つけたのは大収穫でした。



展望丘山頂から南方面 ↓

藤原岳「山頂」の展望丘につきました。 「山頂」と鉤括弧つきで書きましたのは、じつは藤原岳の最高地点は天狗岩といい、ここから直線距離1キロメートル北西の別の場所にあるからなのです。
しかし、この場所は高さこそヒケを取りますが、風格はそれなりのものを持っています。
ここからは鈴鹿山脈の南方面が見えています。




御池岳を見る ↓

「山頂」に立つのは小生です。体の左に見える山は鈴鹿山脈最高峰の御池岳丸山です。
体に隠れているのは藤原岳最高地点の天狗岩です。



今度は人物をどかして ↓

小生をどかして撮ると今度は御池岳丸山と藤原岳天狗岩のツーショットとなります。



天狗堂方面 ↓

画面の真ん中に有り、富士山型の均整の取れた山は天狗堂という山のようです。この山に興味が湧きましたね。



ごく薄く伊吹山 ↓

ごく薄くですが、伊吹山も見えています。分かりますか?



倒れた石碑 ↓

山上に文字の刻まれた石が仰向きに横たわっています。「普寛霊神」とありますので、石碑のようですね。「山頂」で他にももう一つこういうものを見ました。
このような大石ですのでここにあったものを彫り込んだのでしょうね。
以前は立っていたのでしょうか、それとも以前から寝ていたのか。
だとすると人に踏まれてしまいますが・・・・・



セツブンソウ ↓

「山頂」直下でやっとセツブンソウらしい姿をとどめた花を見つけました。




キクザキイチゲ ↓

そのセツブンソウとは道を挟んでその隣にキクザキイチゲも見ました。
白トビしてしまい見苦しいですね。
「山頂」をあとにして、避難小屋方面を目指して下って行きます。



赤いアセビ ↓

山上部分は準平原のようになだらかになっていますので、幾らも下らないうちに最低鞍部に着きます。
原のようになったところの中央付近でいつも見る赤み掛かったアセビが出て来ました。



避難小屋手前 ↓

原を登り返すと避難小屋があります。小屋に着いたら中をちょっと覗いてみましょう。
コメント (4)
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