ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

3/31日 金山・雨生山(うぶさん)の春の花たち ②:桜の園をすり抜けて金山を目指して歩いて行く

2014-04-11 07:05:23 | 草花
山を登ってきて桜の園のところまでやって来ましたが、沢山ある桜の木を眺めることなく、その脇を通り抜けて、金山を目指して山懐に潜り込むことになってしまいました。

このレポートで満開の桜の花を期待された方には申し訳ないと思いますが、何ゆえのことなのか、足が桜の花のほうには向かってくれませんでした。
こんなときにひねくれ者の地が出てしまったようですが、桜の花は盛りの時季なので何処に行っても見られますが、このときの心境としては、そういうものよりも山でしか見られない花に対して切実な「見たい願望」が働いたのだと思います。

そういう言い訳をしておいてから金山と雨生山のレポートを続けます。
羊歯植物 ↓

道の脇に羊歯植物が出て来ました。先端を丸くグルグル巻いて、見事な造形だと思います。



ハルリンドウ ↓

時節柄この場所でもハルリンドウにたくさん出会いました。しかし、くどくなりますのでここでの登場までに止めておきます。



愛の鐘 ↓

「この鐘を鳴らして幸福になりましょう」とありましたが、今回はこれ以上幸せになると罰が当りますのでパスしました。



ミヤマシキミ ↓

回りの木が北風を防いでくれて、日あたりの良い場所・・・・こんな別天地でしたら花の咲き出すのも早いですね。



ヤマザクラ ↓

ヤマザクラの高木が出て来ました。ソメイヨシノの豪華に咲く姿も素敵ですが、それよりもこちらの慎ましく節度を持った咲き方のほうに好ましさを感じる小生が居たりします。
青空を背景にして、暖色系の若葉が実に美しいですね。
時刻は正午を少し過ぎました。 山中のこの場所で”お花見”をしながらお昼ごはんにします。



アオキ ↓

腰を据えてご飯を食べながらあたりを見回しますと、動いていては見えない景色なども見えてくることがありますね。ここでは3っつの「発見」が有りました。
その1は・・・・このアオキの今年初めて見る花でした。(♂花)



キブシ ↓

次はキブシでした。この花には気付かずに通り過ぎたはずですが、口をモグモグ動かしながら見ている中で見つけてしまいました。 これも静かな咲き方ですね。



飛行機雲 ↓

最後の3っつめはこれです。飛行機雲がかなり長く尾を引いています。
静かな山中で、たった一人、昼ご飯を食べながら雲の尾を引くジェット機をぼうっとして見ているなんて、贅沢すぎて、確かに呆け間近かもしれません。



金山までの登り ↓

ランチライムを終えて、再び山道を歩き始めます。歩き始めはこのように水の染み出した道でした。
前日はかなり纏まった量の雨だったようです。
ここから薄暗いような針葉樹林の下を歩いて行きます。



林道と出会う ↓

大した高度の登りではありませんが、それでも比較的強めの傾斜を根気良く登っていきますと、やがて林業用の作業車のみを通す地道の車道とクロスします。これを横切って山道は続いていきます。



カラスザンショウ ↓

やがて太いカラスザンショウの木を見つけました。 この山裾でも太い木を見ています。
あたりは依然として針葉樹林の薄暗いようなところですので、夏なら日光直射が遮られて助かりそうです。



金山の県境稜線が近付いた ↓

やがて針葉樹林が切れるような感じとなり、あたりの明るさが増してきて、県境の稜線が近いことを感じさせてくれます。




ヒイラギ ↓

辺りが明るくなるとこのような葉の広い樹種も出てきます。



金山山頂が見えた! ↓

そして県境稜線に乗り上げ、行く手に金山の山頂が見えてきます。
この稜線は二週間前に歩いた二川駅から松明峠ー葦毛の稜線ー電波中継所ー座談山ー神石山ー多米峠ー大知波峠ー本坂峠ー坊ヶ峰ー中山峠ー平尾山ー宇利峠まで来る稜線で、宇利峠ー雨生山ー赤ハゲー金山と続く尾根道なのです。
この尾根が愛知と静岡の県境をなすのは神石山からであり、それがずっと北東方向に伸びて愛知県最奥の豊根村で天竜川と接するところまで続くようです。
もっともJRの東栄駅辺りからはこの稜線の続きがどれになるのか不鮮明となってきますが・・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする