渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

ガラパゴス日本

2017年04月14日 | 日記
次女が、大阪での3泊4日の学会から帰宅。
酷く興奮していた。

参加した諸先生方の研究発表は、英語と日本語のチャンポンで、まともに外国人研究者と英語で議論、意見交換が出来ず、赤面ものだった由。

特に、ご高齢の男性医師になると、我が道をゆく、ではないが、謙虚さは影を潜め、何が悪いかとばかりに高飛車な姿勢だけが目立つようになるらしい。

医者になる連中が、特に優秀なわけではなく、家庭環境、経済的余裕、無論、本人の強い意志が揃って、国家資格を得られるもので、全国各県にある国立医大は、「究極の専門学校」というだけのことです。

従って、卒業後、周囲からは「先生、先生」と呼ばれ、医薬品メーカーからは、おだて奉られて、狭い世界で第3者の目が届かずに純粋培養され、上述の様な思い違い高齢者に成り上がって行くのです。
今も、山崎豊子作・白い巨塔は、そのまま聳え立っている。

英語の達者な人材が少ない点では、どうも、今も昔も、然して変わらない様だ。
海外の医師達と、国際語・英語で、丁々発止と渡り合える人材の育成は、いつのことやら。

次女は、幸い、私の海外勤務で英語漬けになった長い時期があった上、性分的にも合っていたようで、英語・スペイン語は達者な様です。

ガラパゴス・日本は、医師の世界だけの話ではないですが…。


コメント
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