20世紀の倫理-ニーチェ、オルテガ、カミュ by 内田樹
「他者を尊重するとは、他者に一歩を譲るということです。
『お先にどうぞ』と道を譲ることです。
つまり紳士の礼節なのです。
ああ、この表現はとてもぴったりしています。
自分よりも先に人を行かせること。
このちょっとした紳士的礼節のきらめきが
他者の顔へ接近する一つの仕方なのです。
けれども、どうして譲るのは『私』であって、『あなた』ではないのでしょうか?
これは難しい問題です。
というのも『あなた』もまた『私』に向かって近づいてきているはずだからです。
けれども、紳士の礼節、あるいは倫理の本義とは、
そのような相称性については論じないというところに存するのです。」
(エマニュエル・レヴィナス)
【on_Flickr】0220_LA→PETALUMA
「他者を尊重するとは、他者に一歩を譲るということです。
『お先にどうぞ』と道を譲ることです。
つまり紳士の礼節なのです。
ああ、この表現はとてもぴったりしています。
自分よりも先に人を行かせること。
このちょっとした紳士的礼節のきらめきが
他者の顔へ接近する一つの仕方なのです。
けれども、どうして譲るのは『私』であって、『あなた』ではないのでしょうか?
これは難しい問題です。
というのも『あなた』もまた『私』に向かって近づいてきているはずだからです。
けれども、紳士の礼節、あるいは倫理の本義とは、
そのような相称性については論じないというところに存するのです。」
(エマニュエル・レヴィナス)
【on_Flickr】0220_LA→PETALUMA