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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Theatre Brook】心臓の目覚める時

2009-12-02 | MUSIC
悲しみは 人見知りしない
放たれた矢は 突き刺さるまで
飛び続けようと 祈るように
風を切ってまっすぐに 光る跡を残す

傷付けることに慣れる日と
傷付けられることに慣れる日と
戦う前に戦おうぜ
そこにいる君の上で 星も月も太陽も

見つめてるぜ 動かないで
君のことを 守るように 時には連れさらうようにして

悲しみは 人見知りしない
放たれた矢は 突き刺さるまで
飛び続けようと 祈るように
風を切ってまっすぐに 光る跡を残す

ずっと待ってた 終わることのない夜明けと
君のキスを ずっと待ってた 心臓の目覚める時

許せないならポケットの手を出して
思い切り抱きしめてやれ そこで

ずっと待ってた 終わることのない夜明けと
君のキスを ずっと待ってた 心臓の目覚める時

             詞・曲/佐藤タイジ

【YouTube】Theatre Brook/心臓の目覚める時

     ●

沖縄移住と同時期に夢中になったバンド、Theatre Brook。
1995年の「ありったけの愛」でデビュー以来、
バンドリーダー佐藤タイジの動向は気にかけていたし、
新譜は必ず初回版を手に入れ、
掛けもしないのに…アナログ版は鴨居に飾って、
さらにはファンクラブまで入る熱の入り様だった。

1996年6月24日、1stAlbum「TALISMAN」発売。
1997年10月22日、2ndAlbum「TROPOPAUSE」発売。
1999年2月20日、3rdAlbum「VIRACOCHA」発売。

それらのデザインディレクションが平野文子ということは
当時からチェック済みではあったし、
厚めのブックレットの写真で埋め尽くされた世界観には
当時から「カッケエ~」と小四のガキのように見とれていたものだった。

しかしもって、その和室の鴨居に飾るほどの熱の入れようだった
Theatre Brookのジャケット写真のクレジットが「大森克己」と知ったのは、
2005年のworkshopに参加してからのこと。

そして、今知った……3rdAlbumは「藤代冥砂」だ。。。
あの牛の写真は「冥砂」だったのね。

      ●

年末は何かとカネが入り用だってことで
短期のアルバイトもしなきゃな…なんて

けっこう真剣にそんな「思い」も熱く、
月曜配布のバイト情報誌のフリーペーパーかっさらって
いの一番に「お歳暮仕分け」の日払い仕事へ電話。

有明埠頭のドデカい倉庫へ、面接用の送迎バスまで利用して
「履歴書」と「筆記具」持参で乗り込んでみたはいいけど、
事務用テーブルが整然と並んだ、大学の講義室みたいな空間には、
グレイッシュの空と似たようなどんよりした表情の無彩色な男たちが、
テーブルにあごが付かん…とも思しき重たい姿勢で「仕事の説明」を待ちわびている。

「おいおい、こっちまで配給に行列している気分だぜ」

って口に出しては言わないけれど、
明らかにそのまま「年越し派遣村」へ移動しそうな雰囲気。

「派遣切り」じゃあるまいし、この覇気のなさはなんなんだ!?…と
少しうわずった気分が下手な刺激を与えたのか、
ただたんに戦力外と見なされたのか、その真意は知らないけれど…

「お歳暮仕分け」のバイトは見事不採用。

その覇気のなさが気に入られたんだな…と
悪態ついたりして、どこまでいってもクサクサした気分は抜けず、
…かといって「背に腹は代えられぬ」状況だから、
懲りずに明日も「履歴書」持って埠頭の面接会場へ。

世はクリスマスだろうが、なんだろうが、
「悲しみは人見知りしない」わけで。

明日も空っ風はすね毛を顫わせて、フトコロを悲しませて、
街中は反比例するかのように、ネオンも華やかに、逆撫でを繰り返す始末。

あああああ、年末。あああああ、年末。
一年の「何を」忘れようとするのやら。

「心臓を目覚めさせて」やれよ。



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