気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“Super 3G”とは

2007-11-02 23:01:46 | Weblog
携帯電話の世代は第3世代(3G)、第3.5世代(3.5G)、第3.9世代(3.9G)、第4世代という流れで進んでいますが、Super 3Gとは3.9Gに対応しています。

3.9Gの携帯電話には、(1)NTTドコモやソフトバンクモバイルが採用するW-CDMA方式の「LTE」(注:Long Term Evolution、ドコモが中心になって規格を策定)と呼ばれる規格と、(2)KDDIなどが採用するCDMA2000方式の「UMB」(注:Ultra Mobile Broadband)と呼ばれる規格の2つが存在し、Super 3Gは前者を指しています。

もともとNTTドコモが使用していた呼び名で、現在ではLTEのことを「Super 3G」と呼ぶようになりつつあるようです。サービス開始の目標は2010年になっているようです。

特徴は下りの速度が100Mbps以上と高速なことです。この速度の実現には第4世代で採用予定の技術であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やMIMO(Multiple Input Multiple Output)が使われています。

ちなみに、3.5Gの速度は3.6Mbps(HSDPA方式)や2.4Mbps(CDMA20001X、EVDO)、3Gの速度は384kbps(W-CDMA)や144kbps(CDMA20001X)です。



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