クリスマス・イブの夕食、スープは下のお母様が作られた。私は鶏の骨付きももを家で焼いて持って行った。婿さんはケーキ他いろいろな物を買って来た。勿論三女はその他全ての物を、蝋燭立はお父様がデイサービスで作られたもの、素敵な作品であった。皆が力を出し合って素晴らしい食卓になった。フランスパンも美味しかったし何時もマーガリンばかり使っている私達にとって、本物のバターは非常に美味しく沢山付けて食べてしまった。何もかも美味しく頂いた。
一人身の私と次男が招かれ三女夫婦、階下のご両親、20歳になった長男の7人での愉しい一夜を過ごさせて貰い心は満ち足りた。受験生の孫娘は塾なので集う事が出来ず残念ではあったが、10時半頃帰って来たので顔を会わせるる事が出来た。
次男はこの日フライトがあって神津島まで行き遅れて加わったが、最近忙しいらしく西荻の家を訪れてくれる事もなく暫く振りに会ったのだった。たまにこうして近親者との愉しい集まりが持てる幸せを思う。
楽しさについ時間を忘れ家に帰ったのは12時を過ぎていた。
夕べ教会でのクリスマスイブには出席出来なかったので今日はクリスマス礼拝に行った。
私の亡き上の弟の嫁とその娘に久し振りに教会で会う事が出来た。此の二人も私と同じ自由学園を卒業した人達なのである。この弟の嫁は10年近く前、階段から落ちて頭を打ち半身不随になってしまい、施設に入って7年になるという。車椅子に乗らなければならず娘が車で連れて来た。私の姉の事もあるので「施設の生活は如何!退屈ではないの?」と聞いたら「退屈ではないわよ」と満足して暮らしている様子、頭もしっかりしているし表情も明るく、人夫々思いが違うんだな~と思った。姉も施設の生活に慣れ、したい事を見付けて前向きに生きて行って欲しいと切に願った