老いて、なおチャレンジ

大好きな草花と共に、余生を楽しめたらいいな~

おばあちゃんと孫!

2011-12-03 16:51:56 | 

秦野で長女が買ってくれたシクラメンです。 一鉢300円で買ったガーデンシクラメン、これから庭に植え変えます

きょうは朝から雨、寒くても日中太陽が照っていれば気分は晴れるが、寒くて雨だと気が滅入る。
洗濯物を20度に設定した居間に干したら夕方には乾いていた。お日様で干した洗濯物が一番気持ちが良いが、雨ならこの方法でも仕方ない。
節電をするようになってからこの季節、部屋の温度を低めにする為次の部屋との扉を閉め、狭い空間をより暖かく感じる様にしている。パソコンも唯一暖かいその部屋に常時移し替えている。2・3年前パソコンを無線で繋ぐ操作を三女夫婦にして貰ったのでノートパソコンだからどの部屋に移し換えても使う事が出来重宝している。但しプリントする時は元の場所に置かなければ出来ないがプリントはそんなにしょっちゅうする訳でもないから不便は感じない。今も食卓の上でやっている。

昨日病院の待合室で2時間待っていた時の事。隣に座った20歳前後の女性とその前に車椅子に乗ったおばあさんの姿があった。どのような関係かなと思って見ていた私、おばあさんはもうかなりのお歳の様子、おばあさんが何か仰る度にその女性はおばあさんの耳元に口を寄せて(おばあさんはお耳が遠いらしい)丁寧に優しく受け答えしているその姿に私はとても温かい雰囲気を受け感じ入っていた。私はその女性に声を掛けたくなったが掛けずじまいであった。処が診察を終えて会計の場所に行ったら其処にそのお二人が坐っていらっしゃった。終に声を掛けずにいられなくなった私、「あなたお孫さんですか?」って聞いたら「そうです」との返事。あ~やっぱり孫さんだったのだと!「「あなた本当にお優しいのね、私感心していたんですよ」と言ったら「いいえ~そんな、私は小さい頃からおばあちゃんに育てられとても世話になったので恩返しの積りなんです」と仰る。それから暫しいろんな話しをしたのだった。お歳が90歳であること、ひどい脳梗塞で左半身麻痺であり最近は施設に入っていて、病院通いの時は付き添わなければならないので今日は会社を早引けして付き添って来た事などを、あの優しげな態度で自分達の事を聞いてくれる人がいる事をさも喜んでいるかのように話してくれた。「此処の先生はとてもいい先生なんです」とおっしゃる。「私の主治医さんも凄くいい先生なんですよ」と言い合った。この方の先生は隣の診察室の女医さんなのだ。そう言えば先日の診察日、隣に座った中年の男性がいろんな事話し掛けて来て、その方も此処の先生方はとってもいい先生ばかりと言っていらっしゃったっけ。
患者さんにとって良い先生と言うのがどんなに嬉しい事なのか、私も経験しているから良く解る。「医は仁術」と言うが技術は勿論の事、患者さんの体だけではなく医師が患者の心をも知る事が如何に大切であるかを、皆さんの話しからも強く理解する事が出来た。

「おばあちゃんと孫」との出会いで心和む暫しの時を持った心温まる日であった。