7月の半ばから末にかけて生まれたインコの5羽の雛、一羽は成長が悪く死んでしまったが4羽が3カ月余でもう大人並みの大きさに成長した。然し始めの目的であった手乗りに失敗し、一羽も慣つく事無く籠の中でのみ育ったのであった。
手乗りなら孫娘が欲しいと言っていたが、手乗りではないし受験に向けてそんな暇はない。この4羽の兄弟姉妹?は非常に元気でその喧しさは半端ではない。テレビの会話が聞き取れない位、たまに上の写真の様におとなしい時もあるが、子供と言うのは人間と同じで常に動き回り騒ぎまくる物なのだ。
親は黄色と一寸緑の交ざった青なのでどんな色の子が生まれるか楽しみであったが、全部同じ色で全く見分けが付かない。愛着は感じるけれどこのまま育てる事は出来ないし、再び手乗りに挑戦したいので小鳥屋さんに引き取って貰う事にした。
小鳥屋さんは蒲田の行きつけの店で、車で約1時間、小さな籠(中々捕まえられなく手を思いっきり噛まれた末やっと移した)に入れ助手席に置き、騒ぎだしたら手を籠の上に置きとんとん叩くと鎮まるのでその繰り返しであった。お店の方が「とても立派に育っていますね」と言って下さった。家の近くの鳥屋さんでは引き取る事は出来ないと断られたので、何処の店でもそうなのかと困惑し、外に放そかとも一時は考えたが、死んでしまうかもしれず可哀そうに思いこの蒲田のお店にお願いしOKだったので助かった。別れたこの4羽が良い飼い主に買われ元気に育っていってくれる事を心から願っている。
また元の番だけになった。灯が消えた様に本当に静かになった。親と子は別の籠で隣り合わせに置いておいたが、3週間で親から離したので果たして我が子と認識していたかどうか分からないけれど、今は隣に姿もなく騒がしい声もなく一寸寂しい思いをしているのかもしれない。来年暖かくなったら巣引きして今度こそ手乗りを成功させたいと思っている。