昨日は夫の会社の3代目の社長さんが家に来られる事になっていた。「ピンポーン」となったので戸を開けたらお二人が立っていらっしゃった。お一人とばかり思っていたのでびっくり、でも嬉しかった。お一方は創立の時からおられた方で去年定年になられたけれど、65歳まではシニアとして(給料はぐんと少なくなるけれど)働いて下さるそうだ。お近しいお二人とお会いできた嬉しい気持ちはひとしおのものだった。
会社の近況のもろもろを話して下さった。いろいろな問題は抱えているようだが、この不況下にも屈せず夫が愛情を注いで育てた会社を存続させてくれているご苦労を感謝せずにはいられない。
話しを聞いて嬉しかった事は、この会社が設計会社として強力であると評価されていると言う事であった。夫は他の真似をすることを嫌った人である。現状より先へ先へと考え実行した人であった。その精神が今も引き継がれた社員に浸透されているとしたらこんな嬉しい事はない。小さな会社(創立当時は5人の社員から始まり今年4月には66人になる)ではあるが社員が一丸となり世の中に少しでも役に立つ仕事をして欲しいと切に願っている。
悲しかった事は創立間もなく入社された方(私共夫婦が仲人をした)が会社を辞められたと言う事。人夫々の理由はあるだろうけれど、非常に残念であった。他の方面で力強く人生を歩まれて欲しい。
夫の思い出話しが出来るお二人との語らいの時間は至福の時であった。