![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e3/89432a4b834947a78a5307f426263f37.jpg)
ががーん、この「セダン蒐集癖(せだんしゅうしゅうへき)』のコーナーもついに、なんと、250回!!!です。
第一回は2006年6月30日。4年前か...。早いですね。
2005年6月にR19のセダンに乗り始めて気がついたのだけど、
もうセダンという車種がクルマのメインストリームから離れてしまっている中、
だけど、どっこいセダンは生きている。
そんなセダンたちを自分の撮影したものだけで集めてみよう、と始めたシリーズでした。
記念すべき第一回は、オペルのアストラサルーン(汗
このあたりからもう、マイナーな記事になることが自分でもわかっていましたw
ところで、当コーナーにはひっそりと決まりがあって、
・自分で撮影したもの
・ハッチバックでなければ、ドアの数は問わない。
・3ボックスがセダンとは限らない。
・ピラーレスHT、サッシュレスドアなども広義の意味での「サルーン」として、このコーナーに含む
などです。
なので、純粋な「狭義の意味でのセダン(グロリアHTに対するセダンなど)だけで進めていないのも、
長く続いている理由なのかもしれません。
それにしても、ここまで来ることが出来ましたのも、ひとえに、いつも拝読・コメントいただくみなさんのお陰でございます。
ほんとうに、ありがとうございます。
いやー、我ながらまあ、よく続いたなあ...って思います。
ええと、このコーナー、別にリストで掲載車種の管理とかしてないんだけど、
いちおう、たぶん、同一世代、同一車種のグレード違いとか(A31セフィーロ、A31セフィーロオーテックなど)は
あると思うのだけど、基本的には掲載車種はカブってないと思います。
ここに来られているみなさんも、相当にクルマに詳しい方もいらっしゃるので
この「クルマを見分けるチカラ」という感覚は分かると思うのですが、
かれこれ250回やっているなかで、街中で目を光らせてネタを探していますけど、
「あの車はなんだろう?」ってのが、ほとんどない(涙
それと、街中でセダンを見かけると、頭の中のマイ「セダン蒐集癖DB」にアクセスを行い、
掲載済みかそうでないか瞬時に判断出来ます。
我ながら、この無駄とも言える能力、何かに活かせないものでしょうかw
おおっと、前口上が長くなってしまいました。
ということで、記念すべき250回は、これで行きます。ハイ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d5/a495dd5e6baea7875dd1f9804cc02f44.jpg)
シトローエンC6です。
シトローエンの旗艦(フラッグシップ)といえば、DSに端を発し
(トラクシオンアバン6<シス>)も旗艦といえるが)、CX、XMと続いてきました。
つねにシトロエンの高級車は「シトロ―エンらしさ」の具現化であり、
それを期待され、しかも、それに応えてきました。
その特徴として、いずれも製造年数が長く、当時のシトローエンの技術の粋を集め、
そして「きわめてシトローエンらしい」「きわめてフランス車らしい」(抽象的だが)ことがあげられるでしょう。
DSはいわずもがな、これまでの既成概念をすべて壊すような設計とデザインを持ち、
その後継のCXも高級車とは思えない薄いグリルにハッチバック「風」ボディ。
15年後に登場したXM/Xmも、とがったノーズ、限りなく少ないメッキモール、
完全なハッチバックボディ、と、外観的にはドイツやアメリカ、日本の高級車とはまったく
その方向性を異にしています。
メカニズム的にも、すべてハイドロニューマチックの系譜を踏み、
エンジンにはさして凝らずともそれ以外はその当時の最先端技術を詰め込んでくるのも、伝統的でした。
DSは言うまでも無くハイドロを量産化し、完成に至らしめた。
CXはDSのボディコンストラクションに比べればペりメータフレームに後退したようにも見えますが、
これもハイドロの欠点だった低速域でのハーシュネスを抑えるためだったようですし、
XMに至っては、それこそ根本的なハイドロの弱点だった大きなロール、派手なノーズダイブ/テールスクウォット、
などを一気に解決せんと開発された「ハイドラクティブ(イドラクティブ)」を搭載...
こういった「らしさ」の姿勢は、他の国の高級車を相手にしない唯我独尊的なものであると言われていますが、
シトローエンにすれば、彼らが達成したい目的を表すためにはそうなった、というだけ。
旗艦より下のカテゴリでは年々個性が薄れていく中でも、
そんな風に「らしさ」を徹底的に貫き続けているのが、旗艦なのです。
それがまた、魅力といえる。
そんな中、1999年に、コンセプトカー、Citroen C6 Lignage(リナージュ)が登場。
明らかに、いやどう見てもシトローエンにしか見えないスタイリングに、
新しい旗艦デビューへの期待が高まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/45/8fd418ef5cd9990647757fc5774beb59.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/10/46d76df0dff80ea07c146272e96e2d0f.jpg)
そして量産型とも言えるC6は、2005年3月、ついに本国に登場しました。
注目されていた外観は、ほとんど「C6リナージュ」のままで!!!
(さすがに観音開きなどは採用されませんでしたが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/90/280f60ee9b50c87e07a6f2a1bd694a88.jpg)
ご覧の通り、長いノーズ、短いテール。そしてCX以来のハッチバック「風」ボディ。
6ライト・ウインドウのグラフィックス。長いホイールベース。
もうこのプロファイルだけで、どう見てもシトローエンにしか見えないのに、
さらには、リアのウインドウはこれまたCX以来のインバース(凹)面。
力強いフェンダー処理がふつうに行われている昨今に、フェンダーフレアもない
つるんつるんの処理。
これでリアタイヤがスパッツで隠れていれば、と思う人も多いかも(^^
とにかく、とかく閉鎖的・保守的な印象のある高級車という市場に、
ここまで独創的なスタイリングを持ってくるあたり、さすがシトローエン、とうなったものです。
いやーほんと、C6の量産車が出た時、心から拍手をしたくなりました。
シトローエンの旗艦は、やはりこうでなければならぬ!という思いとともに!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/db/b1cebbea22f40f24086bf4c09a5df987.jpg)
それにしても、これをちゃんとRHDで輸入した正規ディーラーもすごいです。
そして、このクルマを新車で購入するユーザも、尊敬したい。
700万円近くするクルマは幾多あれど、このC6というクルマを選ぶ価値観、審美眼に敬服。
それは昔日、DS、CX、XMを選んだ方々にも思うし、
それ以外にも、国産のリッターカーが70万円くらい?だったころに、
250万円ちかく出してルノーキャトルや2CVを買われた方々にも、
あの当時にそれらを選んだ、素晴らしい選択眼を絶賛したく思うのです。
>>でも悲しいお知らせ。日本市場から(正規)、C6の販売は撤退です。
早々に販売を終えてしまった感のあるプジョー607よりは、
ある一定の数が出るといわれるシトローエンの旗艦車種だけあって、長らく販売を続けていましたが、
それもついに終焉...。いま買うと、いくら値引きしてもらえるのだろう?
興味津津なのですが、買うなら布シートのLHDのターボディーゼルが欲しいので
正規では買わないんだろうなあ(というか、買えないでしょうがw)。
>>ちなみに、欧州のC6には、むかしのシトローエンファンが泣いてしまうような「パラス」という
トリムレベルが残っています。
ただし「パラス」はフランス周辺諸国向けで、本国では「リナージュ」となるようです。
>>閑話休題。
このコーナー50、100、150、200回記念はそれぞれ下記でした。
300回記念はなんだろう♪(ひとごとw
とにかく、頑張ります!これまで以上のご愛顧をよろしくお願いいたします。
そして改めまして、ここまで支えていただきましたこと、御礼申し上げます。
・50回記念 ダイハツ・オプティ2代め
・100回記念 日産・レパード J・フェリー
・150回記念 メルセデス・ベンツ W124
・200回記念 日産・スカイライン R32
>>トップ画像は「250」を記念して、JR貨物のM250系「貨物電車」です(汗
でも撤退ですか!残念、でも新車で自分が買うこともないのでww
それにしてもC4からのスタイリングは私の琴線に触れます!
いずれ足車プリウスがポシャったら、次はシトロエン(当然中古!)かなあ~と思っております☆
250回おめでとうございます☆★
こっちでは旅館のオーナーさんらしき方が乗ってる個体が一台ほどあります
次なるフラッグシップはどのようなデザインでやってくるかも楽しみだったり(ひょっとしてXM風だったりとかして・・・だといいなぁ)
200回目はR32だったんですね
新車当時シルバーのGT-Sが我が家のクルマでした
今思えばあのR32が自分が406乗ってるきっかけかも...
最後まで飛脚電車の意味がわかりませんでした><。写真間違ってますよ~ってメールしかけましたよ!ボクはまだ青いです。
セダンの定義ってのが今一つ分かってないんですけど、仮に「ドア数関係なく3ボックス」だとしたら、250回目は「スズキX90」辺りで落とされるのかと思ってました 笑
シトロエンは最近独車化しつつあるみたいなので、こんな流麗なスタイルも、ひょっとしたらこれっきりカモですね…。
それまでXMに乗ってた人なんですが
最近全然見ないし、どうしたの?って聞いたら
C6がでかすぎて、C6で外出するのが億劫・・とか言ってるし。
要らないなら僕にください(爆)
現行の仏車はあまり取り上げられてなかった印象ですが、C6確かにセダンですよね。
シトロエンの旗艦!という印象が強くて、セダンということを意識してませんでした。
M250系なら、我が家にはプラレールのセットがあります。
コンテナを積み降ろすフォークリフトみたいな車も付いてます(笑)。
ルノーマスターのコメから、ご挨拶も
忘れ、突然の乱入失礼しました(汗
引きつづき、気まぐれで思いつきで不確かな
コメしますので、よろしくお願いします。
ところで、C6ですがラインナップでは2.2HDiがあるとか。
このサイズで2.2とは、やはりフラ車・・・・
ジツはこのシリーズ、非常に楽しみにしておりまして欠かさず拝読させていただいております。
今回のC6もほれぼれする美しさ、ディーラーで見てアコガレておりました。
ええ、現在はメガーヌ4HBを気に入って乗っておりますが、ニッサンP10→Y33と乗り継ぎBMW750iLにまでテを出してしまったセダン好きです。
これからもディープな世界をぜひご紹介願います、がんばってくださいね!
これからも宜しくお願いたします。
プレネルさま>
>それにしてもC4からのスタイリングは私の琴線に触れます
あたらしいC4が。。。。。。なので、C6、C4のさっぱりしたラインがきれいに見えますよね!
VOLFさま>
>こっちでは旅館のオーナーさんらしき方が乗ってる個体
うわー、かっこいいですね。どうも、シトロエンの旗艦にはそのような独立系の方が多い印象がありますね。
>次なるフラッグシップは
C6はまだ5年、なので、あと5年は作りますよね!
そのころにはシトロエン、いやクルマ業界がどうなっているのか、想像も付きません。
Guさま>
>最後まで飛脚電車の意味がわかりませんでした
250、って系列の電車、あまりないんですよね。国鉄だと偶数だと251系の「モハ250」などの「系列」ではなく「形式」になってしまうので...。
>セダンの定義ってのが今一つ分かってないんです
まあ実際無いんだと思います。2ドアクーペか、2ドアセダンかもあいまいですし(^^;
そのあたりは独断です。なので、X90は2シーターなので、サルーンでは無いかもです~。
tucci_daLuzさま>
>いるんですよ、C6のターボディーゼル。
うーん、相変わらず周囲に濃い方がいらっしゃいますね(汗&羨
>要らないなら僕にください(爆)
自分も欲しいです(汗
ヤタローさま>
>現行の仏車はあまり取り上げられてなかった印象
仏車野セダン、実際はかなり種類があれど、日本では少ないといえば少ないんですよね。
>M250系なら、我が家にはプラレールのセットがあります
あー、それ知ってます!ちょっと欲しかったりしました(^^;
D9L4さま>
>忘れ、突然の乱入失礼しました(汗
いえいえ、いつもありがとうございます!
>ところで、C6ですがラインナップでは2.2HDiがあるとか
そうなんです。それが欲しいんですー!
Art-Foodsさま>
はじめまして。いらっしゃいませ。
>ニッサンP10→Y33と乗り継ぎBMW750iLにまでテを出してしまったセダン好き
おお、セダン3台!それはたしかに「好き」ですよね!
これからも宜しくお願いいたします。
先代C4も大好きなのですが、やっぱりC6です。
でも小僧の自分にはまだ似合いません。
似合う頃まで生産が続いているのか心配なくらいです。
これからもディープなんだけど肩肘張らずに楽しめるネタの数々、楽しみにしています♪