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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】 Vol.137 独立トランクの割り切り ホンダ・トゥデイアソシエ(でも期間限定w

2008-07-28 | セダン蒐集癖。
セダンの定義は曖昧で、
このコーナーでも本来はセダンではない「ピラーレス4ドアHT」ども含めてしまっていますし、
スバルR2なども「セダン(サルーン)」に含めてしまったりしています。

まとめれば2/4ドアで、ノッチの有無に関わらずトランクハッチが独立している車種、
といった感じでまとめています。


となると、このクルマも立派な「セダン型」。


トランクは手前に開くのだ

ホンダ・トゥデイ(二代目)アソシエです。


車体の四隅にタイヤを配し、低いモノフォルムボディだった初代から一転、
二代目は純粋な「乗用専用」として1993年に登場した二代目トゥデイ。

Jラインが特徴の2ドアが最初に登場し、その後4ドアの「トゥデイ アソシエ」が追加になりましたが、
どちらも特徴は「ハッチバックではなく、初代ミニのような独立したトランクハッチを持っている」ことでした。

当時はもう軽といえばハッチバックモデルであることは当然だった中で、
日常使う荷物は大きくないでしょ、という今のユーティティ全開時代には
考えられないホンダらしい割り切り(結果として開口部が小さくなって
ボディ剛性があがったのが面白い)。

エンジンもホンダらしかったなあ。
全車PGM-FI仕様で、さらには「MTREC」エンジンなど
(ビートのエンジンのデチューン?)があったりで。
ieの世代だとPGM-FIって聞くとF1ホンダ全盛期に気分はタイムスリップ(汗


でも結果としてこの「セダンボディ」の戦略は失敗。
その後思い出すことも出来ないようなただのハッチバックボディに
大幅マイナーチェンジ。実際、ie思い出せない(笑


二代目は4ドアも2ドアも、デザインは今見てもなかなか洗練されていますよね。
デザインの質がいいというか、安っぽくないというか、
密度があるというか。
側面のキャラクターラインもきれいですし、
飽きないデザインなんですね。見ていて安心するというか。



>>なんでもこの二代目はなかなか売れず、
まだ継続で販売していた初代商用モデルをちょっと上級仕様にして売ったところ
皮肉にも二代目より売れちゃった...なんて話もあるそうな(涙

>>今見返しても二代目トゥデイ、
こういう「背の低いスポーティな普通の軽」が
二度と出てこないのかと思えば思うほど、その快活な性格ともあいまって
非常に魅力的なモデルです。

>>ちょっと欲しい(^^;
コメント (6)
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