Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【てつどう】消え行く西武の3扉車

2008-07-25 | てつどう。
何度か引越ししましたが、実家がずっと西武拝島線の沿線でした。
また、母方の実家も、同線の沿線。

子供の頃良く触れた鉄道が好きになるように、やはり鉄道少年ieもまた、
西武線を好きになったのでした。


小学校のころはまだ赤電が生き残っていて、末端路線ともいえる拝島線には
451系などが2両編成×2の4連、×3の6連などで出入りしていました。


鉄コレから出た西武451系。出来が良い。ここまで来たら、クハ1411が欲しいところ。


それまで3扉車ばかりだった西武に新しく投入された4扉の2000系も
よく拝島線に入ってきていましたが、やはり子供の頃の記憶から、
西武は3扉車、というイメージを持ち続けています。

でも実際には、4扉の新2000系(350両以上製造)、
地下鉄直通用6000系(250両製造)、20000系(144両)など、
実はもうほとんど4扉車なんですねえ、西武。


ところで、専門学校時代も拝島と高田馬場間を往復していましたが、
それ以降は仕事で使う程度。
ほとんど接しなくなってしまったのですが、
最近久しぶりに西武線に接し、かなり少数派になってしまった3扉車を見て
関東民鉄で3扉20m車があるという「いまさらながらの感動」を覚えてしまったのでした。
あたりまえだったものが無くなってしまうと、数少なくなったものに感動するものなのですねえ。



新101系と301系の10両編成。2連のダブルパンタが強烈にかっこいい!
ちなみに301系は新101系の付番がいっぱいになって300番台に飛んだため着いた名称で、
正式には単なる新101系の8両編成版と考えてよいです。




で、これが久しぶりに西武の電車を見て、ieを猛烈に萌えさせた301系のモハ。
ダブルパンタ、小さく並んだ窓、今のご時勢に「側面方向幕がない」という、まさに「かつての西武スタイル」。




過渡期、が好きなieにはこれもまた萌え、な3000系。昭和58(1983)年、すでに4扉の2000系が製造されていたなかで、当時の池袋線の性格から「あえて」3扉で作ってしまった異端児。
性能的には2000系の系統なので、3扉でありながら既存の101系などを連結できない、
などといった不便さ・中途半端さもまた魅力的?


3000系は製造が新しいのでまだまだ使うようですが、
確実に101系、301系は数を減らしていくのでしょうね。




>>で、西武の電車もどんどん時代に合わせて変わっていて、
ついにこんなになりました。
ちなみにこの電車が3扉車淘汰の尖兵です。


30000系。愛称、スマイルトレイン。ああ、昔の西武は遠くになりにけり。でも、スキです。



コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする