Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

人形の街

2005-03-03 | 思うこと。
今日はひな祭りですね。
僕には姉がいるので、ひな壇飾りは毎年出していて親しみはあります。

ところで、ひな人形といえば浅草橋。
ここには、吉徳秀月久月などの
メジャーな有名人形店が多く立ち並んでいます。

それにしてもなぜ浅草橋が人形の街になったのでしょうか。

●江戸時代に入ってひな祭りが盛んになると、雛人形や雛道具を商う店がならぶ
雛市が立つようになった
●雛市は貞享年間(1684~88)には、銀座(尾張町)麹町、人形町、宝町、本石町、
十軒店(じゅっけんだな)で立てられた
●ひなまつりが年中行事として普及するにしたがって、享保年間(1716~36)には
雛市も数を増して、浅草橋(浅草茅町)、上野池の端仲町、牛込神楽坂、芝神明町などにも
雛市が立つようになった

ふむふむなるほど、浅草橋に人形店が多いのは、その流れなのですね。

ところで浅草橋はほんとに人形の店が多いです。
面白いのは、それだけではなくてビーズ専門店が多いこと!
その数実に、ビーズ専門店が50店舗以上、ビーズを取扱うアクセサリー店も入れると
なんと100軒以上になるそうです。


>>写真は、浅草橋の女流人形師、原孝州さんのおひなさま。
リアルになりがちなひな人形を、端正な印象のままデフォルメしていて面白いですね。
この方2代目で、師匠はお父さん。たしか、娘さんはお弟子さんだったと思います。
いいですね、伝統を継ぐというのは...大変かとは思いますが...
コメント
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