ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

804、シアトルのロミオとジュリエット

2010年05月30日 | Weblog
今、アメリカでベストセラーになっている小説があります。
題は「HOTEL on the CORNER of BITTER and SWEET」で、パナマ・ホテルが舞台になっています。
直訳すると「甘く苦い角のホテル」ですが、「ほろ苦い街角のホテル」とでも訳すのでしょうか。
第二次世界大戦前夜、中国系男性と日系女性の悲恋を描いたものです。
敵国となった2つの「国」の男女が運命に翻弄されるストーリーは、憎みあう2つの「家」でのロミオとジュリエットを連想させます。
対立するグループ(民族)の男女の物語としては映画「ウエストサイド・ストーリー」を思い出します。

この本はパナマ・ホテルのフロントにも置いてあり、作者のJAMIE FORDさんはホテルの部屋(下の写真)で執筆したそうです。
ジャンさんから聞いただけで本を読んでないので詳しい内容は分かりませんが、ニューヨーク・タイムスもベストセラーとして紹介しています。
シアトルにある本屋に行ってみたら、入り口を入った正面の一番目立つところに置いてありました。
798、パナマ・ホテル」でイタリア人観光客が団体で来ていたと書きましたが、この本はイタリア語に訳されていてイタリアで本を読んで見学に来たと言っていました。
日本語版はまだ出版されていませんが、日本語版がでたらパナマ・ホテルを訪れる日本人も増えるでしょう。


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