ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

4725、ワクチン接種

2021年02月04日 | Weblog
米国では新型コロナウイルス感染で黒人など、人種的少数派が死亡する割合が白人に比べ際だって高く、CDCは「ワクチン接種計画を進める上で、効果と公平性の確保が極めて重要だ」としています。
CDCが1日発表した調査結果によると接種を受けた黒人の割合は対象者の人種構成比率より低く、ワクチン接種で人種間の格差が生じている可能性を示しました。
マンハッタンの北部に位置するワシントンハイツ地区は中南米系の住民が多く、新型ウイルス感染拡大で特に大きな打撃を受けてきました。
ワクチン接種は1月14日から地区内の陸上競技場で始まり、州内在住の65歳以上が対象とされました。
クオモ知事は接種開始にあたり、非白人の住民が取り残されない態勢を目指すと表明していました。
ところが現場の医師らによると、接種を受けた第1陣は、同地区以外の州内各地から集まった白人が圧倒的に多かったという。
医師は「ワシントンハイツであんなにたくさん白人の姿を見たのは初めてだ」とツイートし、
当日受け付け制を設けて地元住民枠を確保し、手続きを支援するといった対策が必要だと強調しました。
接種の申し込みには登録や審査の手続きが必要で、英語が話せなかったりインターネットを使えなかったりする住民には対応していません。
デブラシオ市長は29日のオンライン会見でこの状況について、「本末転倒もはなはだしい」と怒りをあらわにしました。
昨日、ニューヨークの友人からワクチン接種のレジストレーション(registration)が届いたのでネットで申し込んだ、というメールが来ました。(ワシントンハイツではない)

英オックスフォード大研究者らのデータベース「アワー・ワールド・イン・データ」の集計によると、世界全体で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人数が2日に累計で1億人を超えました。
日本の厚生労働省は「2月中旬から始められるよう準備を進めています。」とのこと。