3518、受刑者たちも

8日発生したカリフォルニア州の山火事はこれまでに住宅地や森林など864平方キロが焼失しました。
犠牲者の数が40人に達し、数百人が行方不明になっています。
発生から8日経ちましたが、いまだに鎮火のメドは立っていません。
受刑者も消火活動に参加しています。

山火事の延焼を防ぐため木を切り倒し、炎の周囲に溝を掘ることによって火災を封じ込めるものです。
時給1ドル（約112円）ですが、刑務所から一歩外に出れば手錠は外され、刑務官に行動を監視されることもなく、基本的には他の消防作業員と同等の立場です
これに対し、非道な労働力の搾取だ、「無給あるいはそれに近い賃金で人々を働かせるのは、奴隷として扱うのと同じだ。」という批判の声もあります。
しかし受刑者たちは、わずかな賃金で重労働を強制されている、といった感覚はないようです。
1946年に導入された同プログラムによって年間1億2400万ドル（約139億円）の経費削減に成功していると推定されています
プロの消防士には、最低でも時給17.70ドル（約1980円）が支払われます。