ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1771、大鵬逝く

2013年01月20日 | Weblog
数日前二所ノ関部屋が閉鎖される、というニュースがありましたが、二所ノ関部屋に所属していた昭和の名横綱「大鵬」の納谷幸喜さんが亡くなりました。(72歳)
二所ノ関部屋閉鎖のニュースに「さみしい」と話していた納谷さんでした。
部屋の閉鎖に合わせるかのように逝きました。

第48代横綱で、優勝回数32回は歴代1位です。
32回という数字はかなり高いハードルで、もう少しという力士も何人かいました。
千代の富士が全盛期の頃は無敵で32回を破るかと思いましたが届きませんでした。(31回)
貴乃花が全盛期の頃も強く何回優勝するか期待しましたが22回でした。
朝青龍も圧倒的な強さで、もしやと思いましたが横綱の品格が問題になって引退。(25回)
白鵬も63連勝していたころはどこまで優勝回数を伸ばすかと思いましたが、32回には届かないでしょう。(現在23回)

その強さと人気から「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉も生まれました。
プロのスポーツといえば野球と相撲でした。
今なら「巨人・スマホ・ハンバーグ」か?
巨人は当時ほどの人気はありませんが、今もプロ野球では一番人気があるでしょう。
最近のサッカー人気は野球を凌ぐ勢いがありますが、地域に根差したチームが多く、全国区的な人気チームは思い浮かびません。
相撲も外国人横綱が続いていて、国民的な人気力士はいません。

大鵬といえば柏戸と共に「柏鵬(はくほう)」時代を築きました。
昭和36年に揃って横綱になり、名勝負を繰り広げました。
柏戸は勝つ時はめっぽう強いが、簡単に負けることもあり「強さと脆さ」が同居し、そこが魅力でした。
大鵬は負けない横綱でした。
人気を二分していましたが、私は柏戸のファンでした。(1996年58歳没)

左が大鵬、右が柏戸