ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

102、チャイナタウンの正月

2008年02月07日 | Weblog
ニューヨークは人種のるつぼで世界中の移民やその子孫が住んでいます。
それぞれの移民は言葉の問題や生活習慣の違いなによって、どうしても同じ地区に住むようになります。
マンハッタン島の南部Canal St周辺にはアメリカ最大の中国人街があり一種独特な雰囲気があります。
ここでは新年を春節(旧正月)で祝います。
今年(2008年)のChinese New Yearは2月7日で、春節は一年で最大のイベントです。

アメリカのニューイヤーは元旦だけが休みで 2日から仕事ですが、Chinese New Yearのお祝いは2週間続きます。
昔は街中のいたるところで爆竹や花火でお祝いをする光景が見られましたが、最近は禁止されています。
パレードも行われドラゴンや山車が練り歩き、街には紙吹雪が舞います。

中国人移民がこの地に入植したのは1870年代後半で130年以上の歴史があります。
このチャイナタウンは現在も発展していて、すぐ北側の Little Italy や周辺に拡大しています。
第二次世界大戦で中国と米国は同盟国となり、中国系移民は「アメリカ市民」となることができるようになりました。
また、従軍した中国系移民は家族を呼び寄せることが可能となり、中国系移民が急増しました。
同じ様に朝鮮戦争後に韓国人移民が急増しました。

チャイナタウンの中心には孔子の像があり、周辺の建物や商店とマッチして中国本土に居るよう錯覚します。
写真はチャイナタウンを練り歩くドラゴンです。