ウヰスキーのある風景

読む前に呑む

2011-12-12 | 雑記
夕方、久しぶりに近所のお店で飲んできた。

普段TVは見ない(見たくない)のだが、まあ、戯れに映っていたニュースを見ていた。


今年の漢字は~という話をやっていて、今年は今回の記事のタイトル通りの文字だったと。


数年前に、これまた気まぐれに書の真似事を始めたので、先日から仕事場でも「おい、今年の文字はなんだ」といわれていた。


いや、まあまだ書いてないし、最近書いてないので、筆に黴が生えてるんじゃないかと思っている。


そんなことを書いていると、本当に書こうかと思い出すので、人間というのは不思議である。そんな言い方すると妖怪か何かかお前は、と言われそうだが、あれだ、仙人らしい。


その今年の一字候補はなんとなく思い浮かんでいるのだが、さてさて、どうしようか。



というわけで、絆つながりでといいながらあんまり関係ない話でもしようかと。実はもうやったのかもしれないのだが、書いてなくて考えただけだったか、ちょっと忘れた。



九月の末だったろうか。我が故郷の和歌山方面へ途轍もない威力の台風がやってきて、土砂ダムがどうたらという話がでたりと、騒ぎになったことを覚えておられるだろうか。


台風一過で土砂ダムがどうこうの話くらいになった日、メールがやってきた。


「よう元気かい?実家大丈夫だった?」とかいう風に。


実家も大丈夫だし、わしも元気だよ。まだここでブラブラしてる、などと書いて、ついでだからとこの写真を送った。


返事が来て

「ああ、元気そうだねぇ。まだ茶道部に出入りしてるの?」という。


すかさず「茶道部は関係ない。これはわしの普段着だ」と送った。



別に夜中でもなかったようなのだが、一向に反応がなかった。そもそも、写真を見たのかどうかもよくわからんが、茶道部云々という反応が、着物の写真を見てのことだと思ったのだが。


「着物なんて高級品を普段着にするとは、気でもおかしくなったのか」という反応じゃないかと思うことにした。まあ、メールしようとしたら用事が入った、事故に巻き込まれたなんてのもあろうが、無事なら返事くらいできそうなもの。消息不明ですな。


「」内の想像通りだとしたら、人の絆なんて存外そんなもの、と思うのであった。きずなきずな、といいながら、結局、目に見えるものにすがっているだけには違いないのだから。では、また。