バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

新手筋 

2013-02-10 19:22:29 | 将棋

今日は、地元は観梅の車で結構賑わっていました。

梅林も8分咲きから満開近くになってきていますので、連休の明日もまあまあ 紀州みなべ梅林にくるのでしょう。 近くのスーパーに行きたかったのだけど観光の車が多くて別のスーパーに買い物にいったくらいです。

お昼前 NHK杯戦の 渡辺VS佐藤(天)戦を観戦しました。

棋譜は、http://kifudatabase.ddo.jp/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=77103

将棋は、終盤一方的になってしまいましたが感想戦で面白い手筋が出てきたので紹介します。(見てない人用です)

局面は、渡辺竜王が▲3一飛とおろしたところです。

まあ王手で▲3二飛と打っても△4二桂で面白くないので、ここが当然なんでしょうね。

ここで、実戦は、△4二桂と受けましたが(普通こう受けると思うのですが、解説の阿久津7段もこうかなと言ってました) △3三歩という手が佐藤(天)さんから示されました。(変化図)

これは、▲3三同飛成ならそこで△4二桂と受ける。 先手で竜を作らせて歩まで渡す。 それでも3段目の竜は、なかなか攻めに威力がなくなるので、十分というわけ。もう一度1段目に突っ込むとこれは完全に一手違ってきます。

△3三歩に対して▲7二金(実戦の順)ならまだ桂馬を手持ちにしているので、△8六歩▲同歩△8九飛▲7九銀△8七桂もあるというわけ。▲3二飛成なら今度は△4二角と受けてなかなかしっかりしている。

この△3三歩という手筋 解説の阿久津7段もあまり見たことがない手筋と言ってられました。

本譜は、△4二桂でしたので▲7二金と張り付いてゆっくりすれば▲6六桂から▲7四桂を狙う筋で渡辺ペーストとなりました。(次図)

 

実際は、このあとに出てくる△8七歩が疑問手のようで解説の阿久津7段見た瞬間感触の悪い手と言ってました。そのあとの△8三角あたりがまだしも△9四角でしたね。

今日は、この△3三歩が観戦した収穫の一手でした。

 


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