今日は、将棋大会に出る予定だったが地元の役員会に出席せねばならず残念して、午後から大会を見に行った。
木村秀利君が出場しているので勝ちっぷりを見にいった訳でもある(笑)
ベスト4は、(勝)木村秀利さん VS 谷誠人さん 楠本一斗くん VS (勝)古久保敏晴 さん
決勝 (勝)木村秀利さん VS 古久保敏晴 さん という結果
それでは、準決勝の谷 VS 木村戦 から
先手 ▲谷 誠人さん 後手 △木村 秀利さん
木村さんの得意形である。4筋の折衝で1歩を手にした後 お決まりの9筋の突き捨てである。
以下▲95同歩△85桂に▲88銀とした手が壁銀になりどうだったか?
一気に攻め倒されてしまった。 以下△55銀左▲35歩△56銀▲同飛△46歩(次図)
この形は、もう何百局と指しているのだろうけどツボにはいった木村さんの攻めは鋭い。この後もいっきに攻め倒されてしまった。
決勝は、古久保君との戦い。実は、昔からの対戦成績が古久保君の2勝1敗らしい。ここで勝てれば大いに自慢できるのだが
先手▲木村 秀利 さん 後手△ 古久保 敏晴 さん
先手の木村さんがつっかけたところだ。ここで△55銀の方がよかったらしいが 男らしく△45同歩と取ったため先手の猛攻が始まる。
▲45同桂△44銀▲33歩△同桂▲同桂成△同金直▲56桂△55銀右▲44桂△同銀▲45歩△35銀▲同銀△同歩▲44銀(次図)
やはりはた目にも後手が苦しそうだ。
その後最後に古久保君が少しだけ見せ場を作る。
ここで△59飛がちょっとした意地。▲68王でも▲69金でもいいが少考後 ▲69金を選ぶ。以下△78角成▲同王△67金▲同王△69飛成▲68銀△64桂(次図)
ここでも詰みを少考のとき読み切っていたのでしょう。、まあ形ができてよかった。以下は、▲31銀以下の詰みです、ご確認ください。
さすが圧倒的に強い。
対局の合間に自作詰将棋をみんなに出した。(スマホ詰パラに提出中の未発表局 17手詰。優先希望を出したので次の作品がこれかもしれない)
1分後くらいに木村君が詰ませた。ほぼ同時くらいに楠本君(研修会)も詰ませた。終盤の強い人はさすがである。
その他数名は考え込み事 10分以上 しゃあないのでヒントを出しまくってようやく解決。
この後も 既出自作を出したが これも断トツで木村君が早い。
その後 今度 逆に木村君からこの詰将棋 挑戦します?と盤面を並べだした。
美馬和夫さんの作品らしく 竹中さんがかなり悩んだと聞く問題。ちなみに木村君は、15分ほど考えてつまず帰りの電車の中で詰ませたとか。
1人じゃつまんないので、濱脇さんや谷誠人さんや黄瀬さんもいたんでみんな考えたが5分くらい考えて 木村さんが15分以上かかったんなら
ここじゃ詰まないだろうということで各自 スマホで写真を撮って持ち帰りとなった。
かくいう私もまだ詰ませていない。
是非挑戦あれ。
------追記-----
(解答は、載せませんが大きなヒントを載せます。そのつもりで読み進めてください)
1時間以上かかってようやく詰んだ。もうしらみつぶしで読んでいってようやくである。
失敗の経緯等
普通に進めると
▲51飛成△41歩▲同竜△同王▲21飛成だ。これは、濱脇さんとも話してたときまずこうだよねと
そこで金合い以外はすぐに詰むことに気がつく。
△31金▲53桂△51王(下図)
ここまでは、ほぼ1本道だがここで心理的にも▲61桂成△41王を考える(濱脇さんともこう指すよねと言ってた順だ)。以下▲42歩△同金寄▲51成桂△同王▲31竜△62王▲42竜△73王(失敗図)
金2枚もポロリと取れるので詰みそうな気がするが 失敗図を頭の中で結構追いかけたが詰まない。ということは、どこかで間違ってるんだなと振り返る。
そうこうしているうちにある一手がひらめいた。木村君がいっていた一手だけ気がつきにくい手があるというのはこれか。 なるほどである。
ヒントを出します 途中図(△51王)までは正解です。
あとは、是非自力で、狙いの一手を見つける感触を残すために。
追記:
この問題をチャレンジした棋友から6手目は、△31金引かな?というメール。
うん? 確かに△31金打ちでも引くでも同手数で同手順だ。一応これは、変同といえるのかな?
確かに△31金引くと進めたほうが正解に近づきやすい気がする。
私も62王で広いな無理やなと思うのは、普通の感覚と違いますかね。
確かに勉強になりました。
なんと、詰将棋を創っていたのですね!
6二玉で不詰め、と思ってしまいました。
もうひとつ踏み込む勇気が必要なのですね。
勉強になりました。