バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

詰将棋の創り方 入手

2012-03-24 08:22:51 | 将棋

前回 ブログ記事を書いたときに詰将棋の創り方という本よりももっと参考になるというサイトを紹介してもらいましたが この本も昨日届いたので ちょっとだけご紹介します。

詰将棋の創作法の本は、多分これ以外に見たことはありません。 内容は、詰将棋の創作方法と古典を含め 詰将棋の魅力的な作品を紹介しています。

最初に詰将棋の創作方法に任意法と逆算法と消去法という方法があると解説していますが消去法についての解説はありませんでした。

任意法は、適当に駒を配置して、そこから持ち駒を増やしたりいろいろ創作していく方法。 逆算法は、狙い筋がひらめくか簡単な詰め手筋から逆算していく方法。

昔 (中学生の頃に)作った作品が見つかったので、載せます。これを見ると逆算法法で作ったのがわかります。本人は、すっかり当時のことなど忘れていますが

現在は、コンピュータソフトも発達しているので、任意法もものすごく便利になっているかと思います。

ちなみに任意法で、作るとこんな感じで作っていけますね。但し 下図は、作品としては完成してないですけど

最初に玉を8一に置いて 持ち駒を増やして行きました。 飛、角、金、銀 では詰みませんでした。その後香車を加えても詰みませんでしたが 桂を加えると詰みました。

これは、▲8三飛△8二角(合い駒でちょっと悩みますが)▲7二銀△同王▲6一角△同王▲6三飛成・・・以下の筋で詰みます。但し収束付近にいっぱい詰め手順があり詰将棋としては失格です。

また こんな感じで2二に玉を置いて持ち駒を増やしていくと偶然25手で詰みました。

これは、▲4四角△3三香▲1三銀△同王▲2五桂△2四王▲1三角△2五王▲2六金△3四王▲3五金△4三王▲5三金△3二王▲3三角成△同王▲3四香△2三王▲2五香△1三王▲2四金△1二王▲2三金△1一王▲2二金・・・まで25手詰み

もっともこれも細かい検討をしていないので完成品とはいかず 最終手順もちょっと甘い感じがします。

その後考えてみると 3手目 ▲1一角からでも簡単に詰むようなので没です。

 

でももう少し工夫すれば、もっといいもの なにか作れそうな気もします。 まあでも自分の主張したい筋を見つけた場合の逆算法がいちばんいいですかね。

ここらへんで 口直しというか 詰将棋の創り方に紹介されていた、作品をひとつご紹介します。こんなきれいな作品ができるとすばらしいんですけどね。


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2 コメント

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RE (バビル3世)
2012-03-25 15:27:14
この伊藤果さんの本では、詰将棋ができるまでの過程を紹介していましたが、古典やいままでの魅力的な作品をたくさん紹介して、詰将棋ファンをたくさんつくりたいというコンセプトの本です。
創り方でいえばおもちゃ箱のサイトのなかの詰将棋のつくり方も非常に参考になるサイトだと思います。
桔梗さんもいつも作品を出されて、感心します。いい頭の体操になってます。
最後の問題 初形がきれいですよね。
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Unknown (桔梗)
2012-03-25 14:53:52
バビルさんへ
詰め将棋の作り方の本、先日ブログで
仰らられていた本が届いのですね。
このような書籍のご紹介感謝いたします。
よく、手法とかとくに考えているわけでは
なかったのですが、なるほどと思います。
わたしは、逆算法によるものが多いように
思いました。

ご紹介の出題ですが中学時代の作図にも
初手が詰将棋らしい手です。
任意法の説明もよくわかります。
ただこの例題には私の頭がついて
いけませんが(泣)

最後の問題は難しいですね
馬の守備力は絶大です。
5手目が盲点でした。
これは任意法から生まれた作品なのでしょか?
すごいですね。
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