咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

雲霧仁左衛門・・最終話

2013-11-09 22:48:15 | レビュー
 8日(金)午後8時00分から放送されたNHKBS「雲霧仁左衛門」、ついに最終話を迎えていた。

 6週間があっという間であった。
 あれほど、楽しみにしていた番組であったが、スタートするとあれよあれよで・・。
 
 池波正太郎先生の生誕90年を記念して制作された同番組。
 これまでも何度か制作され放送されていたが、それらに決して負けない本格派の時代劇であった。

 主演の中井貴一さんの凛とした仁左衛門、小頭を演じた伊武雅刀さんの渋い演技。
 六之助の柄本佑さん、熊五郎の手塚とおるさんらも最高。

 お千代さんの内山理名さんの最終回の体当たりの演技、回を重ねるごとに七変化も板についていた。
 
 また、雲霧を裏切ってしまった山猫の三次を演じた高橋和也さん、これまでの三次を演じたどの役者さんよりも、原作にもっとも雰囲気が似通っていた。さすがの演技達者。

 一方、火付盗賊改方の國村隼さん、村田雄浩さん、松田悟志さん、京野ことみさんもそれぞれ印象的であった。

 名古屋の大店(おおだな)である薬種問屋の松屋善兵衛方へ侵入した雲霧一味、火付盗賊改方の目を晦(くら)ませ、さらに櫓の福右衛門をまんまと出し抜いた。ところが、予定していた2万両の半分しか手に入れられなかった雲霧仁左衛門。

 と、ということは、“続編”を制作することにも含みを持たせたものと・・解釈したい。もっとも、原作では5千両であるけどね。 

 ところで、関西にいる娘夫婦が「あべのハルカス近鉄本店:生誕90年池波正太郎展」に出向いた際、手に入れたカレンダーなどを・・・昨日送ってくれた。

 当方が池波狂であることをよく知っているから。(笑)
 雲霧仁左衛門の続編制作に期待しながら、池波小説のページを開くかな。(夫)



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