咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

もう、やめたのか・・・民間登用の校長

2013-06-27 22:33:33 | 報道・ニュース
 橋下徹大阪市長が教育改革の一環として、民間人の校長登用を目指して全国に公募、この春からスタートしたこの制度で11人が民間から採用されたとのこと。その内の一人が、自分の考えていることと違うからと、採用から3ヶ月たらずで退職したことが報道されていた。

 このご仁、「私が力を発揮できる場所とは違う」と言って退職とか。これまでの経歴では、「複数の外資系証券会社に10年以上の勤務経験」と報道されている。

 外資系証券会社でエリート的な意識で勤務していたのであろうか、それにしても「複数の」と言うところが引っかかる。10年間で次々と勤務先を替えたのであろうか・・・。

 それぞれの勤務先を替わる際にも

  「私が力を発揮できる場所とは違う」

 として、替わったのだろうか

 そして、民間人の校長が公募された際に・・・やっと、自分の力が発揮される場所をみつけたのであろう。

 ところが、フタを開けてみると教育委員会管理の学校組織、自ら描いていたことも思うようにならない。その上、自らは民間で活躍してきた自負があるが、配属先は小規模校とは情けない。

 と、でも思ったのであろうか。

 民間人の登用により、日教組にかき回される教育界にメスを入れたいことも一つの目的と思われるこの制度。つまり、採用された校長は、それ相応の気概と辛抱強い精神力、民間人ならではのアイディアと行動力が求められるであろう。

 そうなると、一朝一夕に物事が改革できるわけもないから、民間で培ったものを如何なく発揮するには時を必要とする。

 公的な職業についたなら、ちょっと合わないから・・・はぁ~い、辞めた。と、言うわけにはいかないであろう。民間のように気に入ったところへ、次々と転職できないであろうから・・。

 結局、このご仁は、次の言葉に象徴されるように我が儘な高慢ちきの大人になりきれない人物であったのだろう。

 「自らの退職による混乱については『何も不祥事は起こしていないし、謝罪することではない』」

 このような若者ばかりなら、日本の将来も思いやられる。(夫)

[追 記]~3ヶ月たらずで退職~
 大阪市立小中学校で今年度から導入された校長の全国公募に応募し、4月に民間人校長として就任した市立南港緑小学校(住之江区)の千葉貴樹校長(38)が25日、「私が力を発揮できる場所とは違う」と述べ、同日付で退職した。

 同市の民間人校長は今春、11人が就任したが、退職は初めて。校長公募は橋下徹市長が掲げた教育改革の目玉だっただけに、3か月足らずでの退職は波紋を広げそうだ。

 この日の市教育委員会議で退職を承認された千葉氏は、同小で記者会見。複数の外資系証券会社に10年以上の勤務経験があるという千葉氏は、「経験を生かし、英語教育に力を入れたいとアピールしたが、今の学校の課題は基礎学力の向上だった。英語教育に力を注げる環境ではなかった」と説明した。

 また、採用過程で市教委側と意見交換する機会が少なかったことに不満を述べ、「若いからといって、各学年1学級しかない小規模校に配属され、給料も経歴に関係なく最低級。年功序列だ」と批判。自らの退職による混乱については「何も不祥事は起こしていないし、謝罪することではない」と語り、児童に対する思いを問われ、「申し訳ないという気持ちではなく、残念な気持ち」と話した。
(出典:Yahoo! ニュース 【読売新聞】 抜粋)

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