今日突かれたお言葉・その303

たまたまフランスの小学校の試験問題を見たんですが、理系でも算数でも何でも、すべて国語の問題にしてしまう。
たとえば算数で、ピタゴラスの定理の数式が書いてあって、それを文章にしなさいという問題がある。
つまり科学者でも数学者でも、言葉で真実を伝えなければいけないという思想ですね。
そこで、答えも大切だが、そこへ辿りつく過程を言葉にする方がもっと大切だという出題のしかたをするわけです。
それが小学校から中学校、バカロレアという大学入学資格試験まで、すべてそういう姿勢を貫いている。
言葉でものごとを伝える方法を社会化、つまり共通の財産にしようと必死になって考えている国がある。
日本はむしろ逆でしょうか。
言葉より先に式や答えがあって、早くそこへ辿りつけ、途中の言葉などどうでもいい、というようなところがありますね。


司馬遼太郎と井上ひさしの対談集（1995年）より、井上ひさしの言葉。



これは金八の第二シリーズ、「白紙の解答用紙（だっけか？）」の回で、まさに金八が言うんだよね。

「数学の国語的表現をやってみたい」って。

で、マイナスの計算式を恋物語にして、生徒に配役して、ドラマ仕立てに演じさせるんだよ。

数学の乾先生（カンカン）に「生徒の数学の学力低下は国語に問題があるっ」とかってイジメられて（笑）、金八が。


ちなみにオバチャマも中学校とか高校の時に、

「数学の授業ってこうじゃなくてさぁ…、こんな解き方の暗記みたいな強制じゃなく…」

と、よぎってたんだよなぁ。
別に金八に影響されたんじゃなく（当時は夜塾通いしてたから金八の第二はほとんど観てない。）、まさに「国語的表現に変えたらもっと食いつきいいだろーに。単なる数学嫌いも食いつくのに。」とよぎってたんだよなぁ…。


金八第二は1980年初期。
1995年に井上ひさしもおんなじようなところに着目したこと語ってる。


フランスってあなどれないね。


少し前の中村江里子のブログにも、娘の小学校の行事かなんかで、どこかに出かけたかなんかで、「集合～～」がかかっても娘が仲良しの男子とひっついるまま、離れてこちらに来ようとしない。
母である中村江里子が注意しようとしたら、そのおふらんすの学校の先生はこう言ったそうな。

「二人は恋をしてるから注意しても仕方がない。そのままで。（みたいな言葉、確か。）」

そのブログを読んだときに「フランスはいかしてるなぁ、子供もいっぱしの大人扱いだ。」と思ったわ。（話題とズレましたが。）

日本だったら「子供の分際でなにやってんの！今は早くこっちに来い！」こうでしょう。

事態がどうであれ、背景を読むってか、情緒的ってか、背景を立てるってか、数学の国語的表現に繋がるよなぁ…。

兄さん28の弱み

僕、ああいう（現場）の見せられちゃうとついつい、

「可哀相だな…」

って思っちゃって、（僕が何か役に立てばいいかな、みたいに）動いちゃうんですよ…。




エライ。

てか、

「このまんま放置してややこしい状態になる前に自分が整理しちゃっておこう。
そうしておかないと後になって自分に被ってくることに…」

というホンネもあるだろう？？（ウハハハハ…）






オバチャマなんか状況（様子）次第で、

「確かに可哀相な状態だが、可哀相の同情を向ける前段階があるぞ、これは。
そこをまず仕分け出来てから手助けしようか。」

こう思っちゃうからクールかつ厳しいかねぇ…。（笑）

「休日の多い・少ない」の要求。

これもあんまりどうでもいいというタチであり。

だから「絶対に（休日が多い）大企業系！」と言っていた同級生尻目に、「それよりなにより面白そうな仕事！」というモノサシで選ぶからなぁ。


就職した頃の地元（中堅）中小企業は、土曜日出勤だったっけ。

よく働いたね、あの頃の人達。

働いてても苦でもなく楽しそうだったし。

いやしかし権利の取得の時だけは躍起だな。わははは…

苦手なんです、わたくし。（笑）


こういうのが弱らせられるのだぁ、あたしゃ。



楽しくないじゃ～～ん。



だったら義務を遂行して、「ならば」と権利を譲らせる気にさせるほうが楽しいわい。

「言葉で人を遊ぶ」のと「言葉で人を遊ばせる」のと。

「言葉で人を遊ぶ」のってありますでしょう。

自分のその時の○気分（×フィーリング）とかで、
吐き出す言葉を別のものに置き換えたり、
差し替えたりしては（別解釈風にもっていかせちゃうみたいな）
相手を弱らせたり、困らせて、「平～～～気っ」てヤツ。

そういうお楽しみの仕方らしいんだけど。

感情の上下感で相手を弱らせたり困らせたりするのではなく、
言葉を巧みに利用して弱らせたり困らせるやつ。

「あの手の会話を何年も延々しあっていて大丈夫な関係」っていうのもある様子。

「よくもまぁ・・・疲れないのかねぇ？
てか、ヒマなの？
てか、ホントの関係じゃないね？この人らね？？」

って不思議になるやつ。



「言葉で人を遊ばせる」のってありますでしょう。

○洞察（×計算）が出来てる人がやるやつ。
落語なんかってのはこれかと思うんだけどさ。
こっちはホントに相手同士を観て受け止めてないと出来ないやつ。
面白いんだよね、こういう会話のほうが。