「面倒臭いことを背負える器」と「ややこしいことを解決する知能」

やっぱり（ね）は面倒臭いことを背負える背中を見せてくれる人が好きです。

男女問わず、「あ～、面倒臭かろうに。」ということを背負っていける人が、楽しいのよ。
「生きてるねぇ、活きてるねぇ。」ってヤレヤレとほのぼのしてくるんだ。

「ややこしいことを解決する知能」は素敵なんだけど、
そもそも「ややこしいこと」を「ややこしくしないようにする手腕がある人」が、
その昔から「きゃっ素敵ね！」って言われていなかったっけ？？

「ややこしいこと」を「ややこしいまま交わしていく」手法を身につけていても、
特に素敵でもなんでもないんだよねぇ。逆に怖い。ゴメンネ。


生きていくこと自体が「面倒臭いことの連続」なんすよね。
面倒臭いことに遭遇しない人生はそれはどう考えてもおかしいわぃ。世捨て人？

「面倒臭いことは背負えない」って、「ややこしいことしてる」んだもんなぁ。
んで、そういうのが、「センスがいい」「いけてるぅ！」って思って勘違いしてる人もいる。


ちゃうだろう、それ。

「とにかく誰かを負かしたい！」と「とにかく誰かより勝ちたい！」と「自分で勝つ！」

ボンヤリ見てると見過ごしてしまう紙一重。


「とにかく誰かは負かしてやる！」っていうのは戦争みたいでさぁ。

なんだか見ていて非常に疲れるじゃん。
おまけに「いい加減にしなさいよっ。もぅっ。」っていかりだしたくなるっていうか。

観察不足や洞察力不足や情報不足で、どう見ても勝てない勝負なのに、

「とにかく誰かは負かしてやる！」

って気張ってると、

「オイオイ、やめとき。」

って肩を叩きたくなる。



「とにかく誰かより勝ちたい！」っていうのは卑しい感じがしちゃう。

なんだか見ていて非常に虚しくなるじゃん。
おまけに「バカやなぁ。」って呆れるっていうか。

自分の力の認識不足や経験不足で、どう見ても勝てないのに、

「とにかく誰かより勝ちたい！」

って気張ってると、

「あ～あ、一度いくとこまでいっちゃって～～ぇ。」

って、あくびでもしたくなる。



「自分で勝つ！」っていうのは武道みたいでさ。

なんだか見ていてホレボレしてくんだよね。
ず～っと見物していたくなるっていうの？

だって、人知れず自分で修行積んでるし、勝負かけるときは凄くオーラ消すんだよね。
わざと静けさを漂わすっていうか。

負けをきっちり認めるし、勝負をかける相手は素人を相手にしないじゃん。
素人相手じゃ単にそれはイジメだからさ。

何も無しでお仕事すがっちゃダメ。

技術無し。
売り物無し。
企画無し。
問題解決能力無し。
相談して解決策を考えられる技量無し。



「（知ってる人がいるから）口利き（だけ）します。後は知りません。」

「（知ってる人がいるから）間に（だけ）立ちます。後は知りません。」

「何でもやります。（安請け合い）」

「言われたことだけ何でもやります。言われないことは知りません。関係ありませんし。だけど言われたことだけはやります。」


これはマズイのだよぅ。



そんな状態で誰かを巻き込めば、ややこしい問題が必～～～～ず勃発して、ホ～～～～～ントにいいこと無しです。



えぇえぇ。



こういう営業を昔から時々（直に）見てきました。
必ず（ホントに）（本気に）仕事して働いた人に迷惑かけてます。
必ず最後には総スカンを食ってます。


面倒臭いんじゃなく、ややこいしトラブルに発展すんだ～。
「ややこしくなる」っていうのは、（力不足による）どこかに後ろめたさがあるから、関わった人間だけに通じるルールや秘密を作っていくわけでしょう？


掟じゃないの。
「破ったら破門！」とかいう潔さが無くて、破ったやつをまたおとしめるルールを作っていく。
真にややこしい潔くないルールなの。


やめましょうよ。
仕事が出来る人もお金に釣られてウッカリ手を出さないようにね。


気まずくなるのはコリゴリなんだ。
ホントにいいことないんだよ。


みんなイヤだよね？
こういうの。