ねーさんとバンビーナの毎日

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買い替えた方が手っ取り早いのか、修理して使い続けた方が賢いのか。

2009年04月21日 00時29分38秒 | 考えるねーさん
もはや家電とかパソコンなんかっていうのは、壊れたら修理するよりも買い替えるように出来ている風なのは、
もう何年も前からそんな風ですよねぇ。
修理依頼したって、新品が送られてきたり、そんな風でしょ。

だから「品質向上なんて本気で考えてないでしょう?」って思うわけさね。
品質向上ってのは、購入後のサポート対応が大きなポイントかと思うんですよね。

ってことは、「サポートの質、向上」なんてことは望めない訳で、
だってそんなに親切に対応しなくっても新品送り返せばいいんだもんね。

「ユーザーがこう言ったらこう言い返す」のマニュアル化されたサポート対応で、
「ムーーーッ」とイライラさせられることがあるよねー。
「君ってロボット?」ってゲンナリさせられることがあるよねー。

まぁビジネスやってる企業さんは時代の流れで仕方が無いのでしょうか。


今日はとある会社でシステム修正してました。
その会社はとある機器の修理をひとつの生業としている会社なんですけど、
修理依頼された機器の修理担当者(30代)が年配(50代後半~60代)のオヤジにどやされており。

「あのさぁ、そんな甘い現状把握だと、どんな修理をしたらいいかも判断つかないでしょう?
もっとお客さんとコミュニケーションとってこちらから聞き出してあげるくらいじゃないとダメよ?
お客さん、なんて言っていた?
「修理お願いします、ハイ分かりました。」って実機だけ預かってそれだけで引き上げてきてない??
どういう時にどういう症状が出るとか具体的に聞き出してあげてないでしょう?
もっと詳細に聞かないとダメよ? はい、早く電話して聞きなさい。」と。

「(電話している)」

「そうですか、こうなると、こういう症状が出るのですね。」

「(やりとり続いている)」

これを聞いていた(ね)。

「えーーーーっ、こういう機器メーカーもまだあるんだぁ。」って感動。
「ほーーーーっ、ひとまず対応のマニュアル化ってのはしてないんだぁ。」ってある意味、感動。
「くーーーーっ、あくまで修理技術者のこなれ具合にかかってるんだぁ。」って感動。

「ここが時代錯誤しているのか、ここが正しいのか、一体どっち!?」みたいな。


ちなみに。
この業界の機器っていうのは、下手すれば自然災害とか機械トラブルで人命も失われるような過酷な現場で使われる訳。
だから使いなれた機器のほうが、多分、使い手もその感覚に馴染んでいて、あんまり故障の度に機種変更したくないんじゃなかろうかと想像する訳。


で、買い替える手っ取り早さと、修理して使い続ける賢さ。
お金儲けするには「買い替える手っ取り早さ」を取り入れたビジネスなんすかね。
豊かさを循環するには「修理する賢さ」を取り入れた商売なんすかね。

まぁ、多分、買い替える手っ取り早さを取り入れたビジネスしているところの商品は、
あんまり修理出来ないような作りになってるんだよね。
「ひとつ修理したら全部修理になっちゃうから新品と交換!」みたいなね。
「修理技術を伝承できる技術者もいなくなっちゃったし。」みたいなね。


むむむ~~。


修理して直るものは修理出来るけど、
修理しても直らないものは新品と交換するしかない。

修理を試みた?
そりゃぁ何人もの手にかかって幾度も試みたさ。