半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『とんび』を観ました。

2023-09-02 03:00:00 | えいがかんしょうの部屋
 日本一不器用な男・ヤス(阿部寛)は、愛する妻・美佐子の妊娠にも上手く喜びを表せない。幼い頃に両親と離別したヤスにとって、“家族”は何よりの憧れだった。時は昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。アキラと名付けた息子のためにも、運送業者で懸命に働くヤスだったが、ようやく手にした幸せは、妻の事故死によって脆くも打ち砕かれる。悲しみに沈むヤスだったが、人情に厚い町の人々に叱咤激励され、彼らの温かな手を借りてアキラを育ててゆく。
時は流れ、高校3年生になったアキラ(北村匠海)は、東京の大学を目指し合格を勝ち取る。だが、別居の寂しさを素直に伝えられないヤスは、「一人前になるまで帰って来るな!」とアキラを突き放す。そして昭和63年、久々に再会したヤスと大人になったアキラだったが──。
(公式サイトより)

 重松清さんの大ベストセラー小説の実写映画化だそうです
小説もそうですが、NHKでドラマもされていたようで、賞ももらっていたようですね・・・ビックリしました
見始めてすぐに思ったのが、「なんだか懐かしい」という想いでした。
その理由は、当然ながら、ヤスの存在そのものを指します
態度、言葉、表現・・・とにかく「不器用」で、かつ、考え方もとっても古い
昭和37年という年代って、そんな感じなんだろうなぁ・・・と近い世代である俺は思います。そして、瀬戸内の海辺の町ってのも、雰囲気アリアリっす
周囲の男連中もみんなそんな感じ、ヤスとの掛け合いを観ていると、「こんな感じのドラマ、良く観ていたなぁ」となって、「懐かしい」という想いに繋がりました。
で、中盤以降は、一人息子のアキラとの関係が中心となってきますが、懐かしい親子ドラマですよね。
今の俺の年齢になると、どーしても、ヤス目線で「子供」という宝に対しての気持ち・・・これを重ねる・・・
・・・と思ってましたが、ヤスと考え方、対処の仕方が違うみたいで、重ねるというより、「ヤスらしいなぁ・・・」と頷いてばっかりでした
周囲から、アキラから、沢山の「批判」を浴びるんだけど、周囲の人達も思っているんですよね。「ヤスらしいなぁ・・・」と
裏が無いストレートな「不器用男」・・・熱くもなるし、涙もろくもなる・・・そりゃあ、奥様はじめ、周囲に好かれるワケですよ。
そんな感じで、あたたかーーーーーく見続けた作品でした
ちゅうことで、アキラは、タイムリープしてきた子ではない(東京リベンジャーズ)・・・で、55点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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