半熟オヤジの基地

完熟できないオヤジの「狭く浅い&自己満足」の部屋

『流浪の月』を観ました。

2023-06-03 06:00:00 | えいがかんしょうの部屋
帰れない事情を抱えた少女・更紗(さらさ)と、彼女を家に招き入れた孤独な大学生・文(ふみ)。
居場所を見つけた幸せを噛みしめたその夏の終わり、文は「誘拐犯」、更紗は「被害女児」となった。
15年後。偶然の再会を遂げたふたり。それぞれの隣には現在の恋人、亮と谷がいた。
(公式サイトより)

 「2020年本屋大賞受賞の凪良ゆうさんの大ベストセラー小説」との事ですが、そのニュースは全く知らず、ただただ、キャストに惹かれて鑑賞開始しちゃいました。すみません
更紗の少女の頃のシーン、個人的には、更紗の「帰れない事情」というものをもっと叩きつけて欲しかった気がします・・・が、文のやさしい「傘さし」がキッカケで、文についていっちゃいました。
文のほうも、今までどんな生活をしていたのかが全く分からない状態ですが、見た感じでは、変な意識などはなく、彼なりの「普通」で更紗に接していたように思えます
でも、周囲、世間からしたら、そんな二人の「不思議な絆」なんて分からないですよね。
必死でお互いの名前を呼んでも、繋いでいる手を無理矢理離されて・・・辛いシーンでした
15年後の更紗は、亮という彼氏はいるけど、なんかイマイチ
偶然に再開した文なんだけど、お互い、過去の一件もあるし、違う生活を送っているしで、一応の「大人」をしています。
しかし、亮は・・・彼の気持ちも分からないでもないけど、更紗の言う「私の何を知っているの」というセリフが全てですよね。
じゃあ文は、更紗の事を深く知っているか というと、そんな深い会話もしていない・・・でも通じている・・・
文と亮という二人の男性のコントラストがクッキリしちゃって、こちらも見てて辛いです
再び心を通わせる(・・・というか、更紗が再び「帰れない事情」を抱えた)二人ですが、ここで既に鑑賞してから1:20経過・・・
さあ、これから「しっとりと終わる」のか、「ホラーとなる」のか、興味が尽きなくなりました。
ちょっとホラーちっくではあったものの、それを上回る、「変わらない安堵」が二人にはありました。
それだけに、その「安堵」のまま終わらない・・・「哀しさ」の繰り返しはねぇ・・・
ちゅうことで、キャストは予想通り良かったし、物語も面白かった・・・哀しいけど。・・で、75点
※あくまで個人的主観ですので、気分害されましたら申し訳ありません

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