goo blog サービス終了のお知らせ 

ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

漫湖と北海道

2006-12-02 | 花と自然
明日の予報は気温マイナス7℃とか。急激に冷え込んできた。気温28℃の沖縄から帰ってくると、この気温は骨身にしみる。慣れてくるとマイナス20℃でも気持ちいいのだが、慣れていないと辛い。明日の夕方から天気は下り坂らしい。夜は雪になるかもしれないと言っている。初雪が降るか?雪は少し楽しみだ。

 サンナシ小屋の周囲も枯れ葉が落ちて冬枯れの荒野になってしまった。エゾリスが冬に備えて忙しく餌を探して回っている。タンチョウの子供はもうすっかり大きくなって、親と変わらない大きさだ。もっとも姿はまだまだ子供で、親のタンチョウの優雅な白と黒のコントラストはない。これから冬を越して来年になってようやく親の姿に似てくる。

 沖縄の那覇市内でラムサール条約に登録している漫湖へ行った(けっして声に出して読まないように^^;)。同じラムサール条約に登録している釧路湿原や厚岸湿原、霧多布湿原などを見慣れている目には、漫湖公園の湿地はなんとも小さく写った。たしかに水鳥が遊び、マングローブの湿地が広がっている。那覇市内という都会の中の湿地としては、貴重なものであろう。が、やはり小さい。あらためて北海道の湿原の大きさとゆとりを思い知った。

 サンナシ小屋の周囲も湿地帯が広がっている。この小屋の周りだけでも漫湖の広がりよりも広いだろう。北海道の湿地帯を今後も大事にしていきたい。サンナシ小屋の生活を沖縄や本州のみなさんにもゆっくり味わせてあげたいものだ。

教育再生会議はいじめを止められない

2006-12-01 | ちょっと一言
教育再生会議とかいう何かよくわからない組織がいじめ問題について提言をしたという。曰く、いじめは絶対に許さない。曰く、指導、懲戒を明確にし毅然と対応する。いじめを放置した教員を処分。などなど。教師にも生徒にも、とにかく懲罰をつよくすることで対応しようということのようだ。

 いじめた生徒の出席停止という提言はやめたらしいが、とにかく厳罰化によって事態を治めようとする姿勢が露骨だ。これでいじめが止むと本気で思っているのだろうか。ますますいじめが陰湿化し地下に隠れるだけで、きっと自殺する児童や教師はもっともっと増えるだろう。

 子供の間にいじめが蔓延し始めたのは、大人社会の模倣でしかない。政治の世界が持たざるものをいじめる社会を作り上げ、いじめることを当たり前にしてきたのじゃないか。それで子供にいじめたら厳罰だと言う。ちゃんちゃらおかしい。小泉改革がいじめを増やしたと認めるべきだ。

 小泉改革を引き継ぐと宣言した安倍内閣は、当然いじめを助長したことになる。自分がやっていることをいじめに回った子供を厳罰に処することでごまかそうとしている。山谷えり子座長は安倍首相の子飼いらしいから、そんなことはつゆほども考えていないだろう。この人は常に権力にすり寄ることでここまで成り上がってきたのだから、権力が嫌うことなど考えられない体質になってしまっている。

 いじめを無くすもっとも確実で早い方法は、教育基本法の精神を今の教育に取り戻すことだ。政治が教育の内容に口を出さないこと、教師がもっとのびのびと自由に教育に専念できるようにすること。それが今の教育基本法だ。それを改悪しようとしているのが安倍内閣。改悪された新教育基本法の下では、いじめはきっと増えるだろう。教師同士でもいじめが始まる。日本の教育はめちゃくちゃになる。目に見えるようだ。

 いますぐ教育基本法の改悪をやめよう。自民党の教育基本法の下では、子供を学校にやることは怖ろしい。子供を作ることはもうやめた方が良い。