goo blog サービス終了のお知らせ 

ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

教基法と自衛隊法

2006-12-15 | 政治
今日、戦後の枠組みが変わってしまうほどの二つの法律ができた。ワッハッハッハと笑ってしまうほか無い。本格的に戦前に戻った。日本が軍国主義国家に戻った。これで私ははっきりと日本人であることを恥ずかしく思うようになった。国を愛せなくなった。こんな恥辱にまみれた日本は。

 明らかに予測できることがある。これでいじめが大手を振って歩き始める。だって新教育基本法がいじめを奨励しているのだから。学校から公平を無くし、競争と強制を導入する。学校の教師の自殺は大幅に増えるだろう。そして子供たちのいじめと自殺が大幅に増える。

 そして若者は教師になりたがらない。教師の質は大幅に低下する。そして、教育はめちゃめちゃになり、子供たちは学習する意欲を失う。30年後、日本は世界でももっとも劣等の国と認識されるだろう。アジアの人たちからさげすまれるだろう。日本を見捨てるしかないかもしれない。

NHKの本性

2006-12-15 | ちょっと一言
教育基本法改悪法案が参議院特別委員会で強行採決された。衆議院に次いで参議院でも強行採決だ。教育をどうするかという百年の大計を強行採決で決めるというのは、たとえこの法案を支持している人でもおかしいと思うだろう。教育とは、政治とは違うのだ。

 この重要な法案が明日にも参議院で強行成立しそうな情勢というときに、NHKのニュースは某野球選手がアメリカに買われていく話を延々とやっている。わずか10分しかないニュースの時間を野球選手の話と政府主催の拉致問題の集会の解説に大部分を費やしている。教育基本法の改定がどのような意味を持っているか、反対している人たちの意見や運動の紹介などひとかけらも報道しない。これではNHKの視聴料を払おうなどとは決して思えない。

 安倍晋三や中川昭一など政府や自民党の要人がNHKの報道に圧力をかけたことが問題になったのはついこの間だ。安倍晋三はNHKの報道局長などにあったのは放送後だなどと嘘を言って、圧力をかけたわけではないとか、報道した朝日新聞を脅したりして、シラをきりとおした。そして首相になったとたん、NHKの海外向けラジオ放送に拉致問題を重点的に放送するように命令までした。言論の自由など日本の憲法が求めていることをすべて憎んでいる日本国首相だ。

 しかし、NHKは命令が出ないでも自民党政府の顔色をうかがいながら放送しているとしか思えない。毎日のニュースに拉致の話が出ない日はない。教育基本法の改悪反対集会がどれだけ人を集めても一言も報道しないNHKが、拉致問題の反北朝鮮集会だと微に入り細に入り報道する。国会で与党が強行採決など無茶をやったら、かならずイチロウだの柔ちゃんだの愛ちゃんだのといったスポーツニュースがニュースの時間を占領する。NHKはもはや大本営放送になってしまったようだ。だったら国民から聴視料など取ろうとするな。自民党の放送であることをはっきりさせて、自民党から金をもらえ。

 緩んでいた気候が明日からまた厳しく冷え込むようだ。日本の将来も明日から冷え込んでいきそうだ。凍える胸をどうしよう。