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ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

生きていけない日本人と米軍再編

2006-12-03 | 政治
今夜のNHKスペシャルという番組で、国民健康保険料の大幅値上げで苦しんでいる高齢者の問題が取り上げられていた。国保料の値上げはかなり大きく、生活困窮者を直撃している。もちろん、所得税や住民税も同時に大幅な引き上げがされた。そして政府は法人税については、さらに減税をしようとしている。

 国保料が支払えない人が続出し、健康を害しても病院にいけない人が増えている。さらに保険で見てもらえない本人負担額も2割から3割に増えた。まさにこれが小泉改革の輝かしい成果だ。国保料の払えない年寄りたちは病院など行かずに早く死んでしまえというのが、国民がこぞって支持した小泉改革だった。高齢者よ、ワーキングプアよ。どうしてあの時に小泉自民党を支持したのか。

 支払えない困窮者の国保料は数百億円だという。このくらいのお金、自衛隊の偵察機AWACS一台買うのをやめれば出る金だ。イラクへ自衛隊を派兵するのはそれ以上の金がかかっている。憲法違反の派兵にわれわれの税金が使われたのだ。さらに、アメリカの世界での戦争遂行のための米軍再編に日本は三兆円というお金を差し出そうとしている。

 日本の安全保障が大事だという理由で、国民の命よりもアメリカに金を貢ぐ方を大事にする。いったい何のための安全保障なのだろう。日本政府は「安全保障」とさえ言えば日本人は何でも認めると思っている。アメリカのための「安全保障」!日本を売る売国政府。いったいどこを向いているのだろう。

国民よ。目覚めよ。
   

小泉-安倍と復党のねらい

2006-12-03 | 政治
自民党の郵政民営化反対で離党した議員の復党でごちゃごちゃともめている。いや、もめている振りをしている。そのあまりに品格のなさに批判が出ている。そもそも刺客まで送り込まれて郵政民営化反対を貫き当選しておきながら、当選したら民営化に賛成するという議員は辞職した方が良い。そうでなければ選挙で嘘を言って当選したことになる。

 自民党の中川幹事長は表向きいろいろ難しいことを言っておきながら、結局のところ自民党は当選議員も落選議員もすべて取り込んでしまおうと言うことなのだろう。メディアの中には復党を小泉前首相が認めたことをおかしいと批判しているものもある。しかし、小泉-安倍と続くこのネオコン路線が何を狙っているかを考えれば、復党の本当のねらいは明らかになる。

 小泉さんも安倍さんも、ねらいは憲法改定だ。来年の参議院選挙で過半数を維持できないようでは、国会で憲法改定を発議することは出来ない。民主党の議員も憲法改定論者は多いようなので、改訂の発議をする時は民主党を抱き込まなければならないけれども、自民党が一人でも多いに越したことはない。参議院をなんとか過半数以上取って、衆議院でもっと増やせば憲法改定が手中に入る。

 小泉さんとしては自分がやりたかった郵政民営化に反対した議員は憎い。復党なんか認めたくないだろう。せっかく追放したのだから。しかし、憲法改定にむけて本格的に取り組み始めた安倍政権のためなら、そこのところは大目に見ようと言うことなのだろう。

 民主党の小沢一郎代表は「何でも有りの自民党だ」と批判しているが、教育基本法の場合でも見られるように、自民党と同じネオコンを抱えている。民主党が自民党のまねをしないことが大事だ。

 外は雪。今年の初雪だ。初雪早々積雪になってきた。今年の根雪になりそうだ。