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平野官房長官は解任されるべき

2010-03-31 | 政治
沖縄の普天間飛行場の返還を進めるための鳩山政権の対応は、右往左往していたが、どうやら海兵隊の機能の一部を徳之島などに移し、勝連ホワイトビーチ沖を埋め立てて、新しい基地を作るという案で動いているらしい。どの程度沖縄県外に機能が移るのかまったく分からないが、鳩山首相は県外にこだわっているという噂も流れている。しかし、今日、平野官房長官は「今の北朝鮮の動向を含め、沖縄の皆さんの負担を頂きながら米海兵隊が沖縄にいることは、わが国の安全保障、抑止力、初動態勢を含めて必要だ」と述べたという。

 内閣の調整役の平野官房長官がはっきりと県内移設に踏み切ったという発言である。これは岡田外相とゲーツ国防長官との話し合いで、ゲーツ長官が海兵隊の機能を分断するのは受け入れがたいと述べたことに対する平野長官の反応なのだろう。平野官房長官は前から辺野古沖への移転現行案にこだわっていた。海兵隊が日本の安全保障に必要だと、アメリカが言うのは十分分かる。アメリカはそう言わないと日本に駐留する理由がないからだ。しかし、日本の民主党政府がそれを鵜呑みにするのでは、これまでの自民党政権とまったく同じではないか。鳩山首相は公約を守ろうとしない平野官房長官を解任すべきではないか。それができないのなら、解散してあらためてこの問題で信を問うべきだ。

海兵隊が日本の防衛のための部隊ではないことは、明白な事実だ。海兵隊は日本にはいらないもの。すぐに普天間飛行場を閉鎖してグアムでもアメリカ本土でもいいから帰って貰おう。日本からアメリカ軍のならず者部隊を追い払うことこそ、極東の平和に寄与するものだ。民主党政権は、アメリカと対等な関係を築くと言ったのではなかったか。ノーと言える政権が必要なのだ。沖縄からも、日本からも海兵隊に出て行って貰おう。

 もし、沖縄県内に移設先を決めると言うことになるなら、鳩山政権の公約違反は明らかになる。社民党はぜひとも連立政権から抜け出して、普天間基地の返還と海兵隊の国外移転を最後まで主張して貰いたい。それができなければ、社民党は大臣の椅子に未練を持つだけの政党になってしまうだろう。社民党の正念場が近い。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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教えてください (たろう)
2010-04-01 00:02:43
公約の話は別にして

>日本からアメリカ軍のならず者部隊を
>追い払うことこそ、極東の平和に寄与
>するものだ。

なぜそういいきれるのでしょうか?
アメリカ軍がいなくなって中国軍が台湾に
攻め込んだり、日本の領海を侵犯しないか
心配ですが。

アメリカ軍が撤退する代わりに自衛隊を増強
する考えですか?

それとも自衛隊すら不要と考える無防備主義者ですか?



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アメリカはアメリカのため (比呂志)
2010-04-01 08:34:11
海兵隊が日本にいるのは、アメリカの世界戦略のためです。日本をアメリカの基地として利用しているだけです。けっして日本を守るためにいるわけではない。アメリカはアメリカの利益になると思うときは、どこでも出かけます。日本に基地が無くても、日本を守ることがアメリカのためになると思えば、日本を守るために駆けつけるでしょう。クエートを侵略したイラクを追い出すために、湾岸戦争を起こしたことを思い出して下さい。クエートに米軍がいたわけではありません。クエートの油=アメリカ資本の利益のために、アメリカは遠い湾岸まで米軍を大量に派兵したのです。あとでイラクまで手に入れようという思惑もあったのでしょうが。

 基地があってもなくてもアメリカはアメリカのためなら、日本を守りに来るでしょう。もっともアメリカが中国と組んで日本を侵略することもないとはいえないでしょうが。
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