ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

ムハンマッドとキリスト

2006-02-07 | 政治
ムハンマッドをテロリストに仕立てた漫画をデンマークの新聞が掲載したということで、イスラム世界の広範な人たちの憤激をかっているらしい。デンマーク側の謝罪にもかかわらず、ヨーロッパ各国の新聞がこの漫画を転載したため、さらなる憤激を買って、シリアやレバノンのデンマーク大使館は放火された。

 しかし、なぜヨーロッパの新聞はムハンマッドをテロリストに擬したのか。イスラム教がアメリカやヨーロッパを攻撃したと考えているのだろうか。もし欧米人が本当にそう考えているなら、欧米人を標的にした攻撃は世界からなくならない。

 アメリカを同時自爆攻撃をしたのは、イスラム教ではない。たまたまイスラム世界の人だったのかもしれないが、それはアメリカの推し進めるグローバリズムという名の世界経済支配によって貧しさを強いられている人たちが、反撃しただけなのだ。それを理解しないで、宗教対立だとあおって、イスラム世界の人なら誰でも容赦なく監獄へ送ってきた西欧の考え方。私はキリスト教が悪いとは言わない。たまたまキリスト教を信じ込んでいる人が多い国が、金儲けのために第三世界の人たちを搾取し続けているのだ。

 欧米の新聞は、この際、ぜひキリストが貧しい人々を安い賃金で働かせてうまい汁を吸っている漫画を載せて欲しい。それならイスラム世界の人たちもきっと納得するだろう。


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