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まだまだある警察のでっち上げ(その2)

2007-10-24 | 政治
高知新聞の記事から次も高知で起きた事件を紹介しよう。
 『水産会社社長が警官を告訴 元窪川署員接待汚職
 高岡郡四万十町の元窪川署員の外国人キャバレー接待汚職事件に絡み、贈賄容疑で書類送検されている町内の水産会社社長(63)が二十一日、「県警に容疑を認めるうその録取書を作られた」として、男性を取り調べた県警本部監察課の警部=当時=を虚偽公文書作成・同行使の疑いで高知地検に告訴した。http://www.kochinews.co.jp/ から引用

 以下は(1)で書いた片岡さんのブログから。
 告訴状によると男性(会社社長)は昨年5月21日、窪川署にて県警本部の警部から
「今回のことは、あなたに迷惑をかけんようにするから、この紙に名前をかいて、押印してくれ」と言われ、白紙の用紙に署名押印をした。県警本部の警部はこの紙を使って男性が容疑をみとめるうその録取署を作成。「上記の通り録取して読み聞かせたところ、(男性は)誤りのないことを申し立て署名押印した」と記載し高知県警監察課に提出した。

 男性側は「捜査に協力してくれ」と言われて署名押印した。あとから9枚に及ぶ録取書が作られたと聞いて驚いている。と説明した。
 (補足) 
 この男性は窪川署の巡査部長に身内の経営する風俗店の取り締まり情報を得るために、飲食の接待をしたという容疑がかけられていた。巡査部長は懲戒免職されている。
 また 男性は「キャバレーは妻が経営している。私は警察官に便宜を得たい考えも無かった。」「収賄容疑で送検された元巡査部長以上に私から飲食の接待を受けた警察官がいる中、トカゲの尻尾きりをしたい県警が偽装した録取書。内容はうそだ」と 容疑を否認している。
  これに対し 録取録を作成した警部(今は警視)は「うその文書を作るなど警察官としてできるわけが無い」 と否定。県警の土居秀樹主席監察官は「調査は適正・妥当に行われている」としている。
 この事件で懲戒免職になっている元巡査部長は「男性とは友人関係で収賄関係ではない」と県人事委員会に不服申し立てしている。

 なんということでしょう。警察の手にかかればご覧の通りです。もちろん この告訴の通りの事実があったかどうかは、現時点では不明ですが、同じような目にあっている私は「男性」を信用いたします
 「うその文書を作るなど警察官としてできるわけが無い」なんてことが信じられないから 困ります。
 私たちの事件で真実が明らかになれば、誰が「尻尾」にされるのでしょうか。また、告訴をされた男性に敬意を表します。がんばってください。
以上。

 警察と検察は(そして政府は)嘘をつかないという前提(建前)でこれらの組織は動いている。しかし、嘘をつく組織だと言うこともお互い知っていて、それで庇い合いをする。裁判所もその構造に荷担している。このシステムを本当に壊していかない限り、日本の司法は限りなく堕落し、人々は常に冤罪におとしめられないように警察に対してビクビクと生活しなければならない。裁判員制度は、この司法の腐敗を隠蔽することを目的として国民をその中に引き入れるために行われる。