「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

マッコイ IN 『インテリア』

2012-06-04 13:41:18 | SW
ウディ・アレン作品です。アレン、初のシリアスということで、スッゲェ賛否両論。
しかし、私にとっては、サム・ウォーターストン(SW)が出ているか否かが問題なわけで・・・(ゴホゴホ)

ウディ・アレン作品をどうのこうの論じる立場じゃないことは、自分でよくわかっているので
ココじゃ、私視点の『インテリア』(クスクス)

母イヴ。父アーサー。三人娘、レナータ&ジョーイ&フリン。
イヴはインテリアデザイナー(ここでは過去に、かな?)
長女レナータ=ちょっと有名な詩人。夫フレデリックは作家。娘あり。
次女ジョーイ=職を転々。夫マイク(何やら政治関係?または記者?)
三女フリン=女優。でも主役級ではなく、TV等で脇役的。

内容も賛否なら、映像も賛否。
「素晴らしい」「美しい」VS「暗い」「無機質」

『インテリア』というタイトル、そして母イヴがインテリアデザイナーということで
この母、家族をインテリアのように美しく仕上げることにしているらしい。
つまり、美しい乱れぬ配置。そんな感じ。
つまりつまり、自分の思う通りに支配&抑圧。

レナータとフリンは、何とか自分を表現する職を得ているが
ジョーイは心の葛藤を表現できない&姉妹に後れを感じて、情緒不安定気味。

父アーサーは、ある朝、家族に「実験的別居」を宣言する。
もう妻の支配的は生活から逃れたいのだ。
そして、父が残りの人生を共に過ごす相手に選らんだのは
イヴとは正反対のような、率直で偉ぶらず、ある意味インテリではないパール。

レナータは作家で成功できない夫フレデリックの才能を信じ励ますが
フレデリックは、それが重荷でしかない。妻の好意は押し付けがましいのだ。
つまり、レナータは母イヴと同じで、夫を意識しなくとも支配することになっている。

ジョーイは、様々職に就くも、どれも「これではない」って状態。
夫マイクは、う=ん、そんなに悩まなくてもいいのでは、と慰めるが・・・。
姉妹の世間での「成功」が、一層自分で自分を追いつめている。

フリンは、正直自分の立場(脇役)に満足しているわけじゃないが、
こんなものでしょと、ある意味考えない気楽さを持ち合わせている。

物語は、母が夫との別居&離婚&夫の再婚で
段々精神的に追い詰められて、最後に海へ・・・って展開に。
母の物語と、姉妹、特にジョーイとレナータの物語が交差する。

乳の再婚相手パールは、このインテリ家族とは相容れないが
堂々巡りの家族の突破口とも言うべき人物になっている。

女性が、ぐるぐる思考が堂々巡りで・・・・

男性陣の方が、それぞれの突破口を見つけている感じ。

父は再婚相手とニコニコ。フレデリックはフリンに興味を示し言い寄るが失敗(笑)
マイクは、ジョーイの妊娠を機に、家族という絆がジョーイの生きる糧になるかもと期待(ホントかな?)

えっと、映画だけ見ても???????な映画(ご、ごめんなさい)
あらすじや書籍でアレンの考え等を、予備知識に鑑賞すると、OK!です。

1人で堂々巡りで悩む人たちもいれば
そんなこと考えても無駄、無駄!と笑う人もいるから。
この映画の女性たちは、堂々巡りな方々。
母娘、または姉妹で堂々巡り・・・

ウ~ン、生きているだけで有難い、という発想のない映画(??)
ある意味、贅沢な方々の映画だと思います。
才能等々、表現等々・・・インテリな方々の悩み、でしょうかね。

そうはいっても、人間の悩みは千差万別なんだから、責めちゃいけない。
でも、私にはちょっと現実から離れた映画のように思いました。
じゃ、面白くないか?というと、そう言い切れないし。

私にとって「好き?嫌い?」「面白い?面白くない?」決められないような作品でした。

イヴは自殺しましたが・・・これはイヴにとって幸せ?
多分・・・私が・・・ウ~ン・・・・と思うのは、自殺するからでしょうね・・・。
家族を支配していたかもしれないが
その家族にすがって、生きていたのかもしれない。

イヴを単なる「抑圧している母」一辺倒の視点ではなく
掘り下げると、もっと違って面白かったのかもしれない。

アッ!!そうかぁ!!いま思いついた!
登場人物が、なんとなく「記号」みたいな感じなんだぁ。
決まりきったものだけを見せている状態。
だから、なんとなく決められない印象になっちゃたんだな~多分(自分比・あくまで)

と言いつつも~数回視聴しているのは、とうぜんSWが出ているから(キッパリ断言)
マイクの役です。次女ジョーイの夫。
冒頭から、自宅に訪ねてくるイヴに、力いっぱいさり気に不快感しています。
というのは、イヴ、娘の家のインテリアにも口をだし、勝手に品物を買ってきて
「コレは、ここに置いて。今置いてあるモノは、ここに合いません」といい
ぬぁんと、代金を娘夫婦から頂戴するという、私から見ると極悪人的母ですので(笑)

この時のSW、30代後半かな?素晴らしくハンサムです(エッ?これも自分比?クスクス)
もっと言うと、一般的見地からのハンサムです。
私が個人的に言うハンサムは(誰も聞いていないって!)40代半ば~60歳くらいなので。
『インテリア』の数年後『SWEET WILLIAM』(日本未公開)という映画で
気に入った女性を、時場所を選ばす押し倒す青年役を演じております(苦笑)

この素敵にハンサムな時代の映画『インテリア』と同時期に『カプリコン・1』を
『SWEET WILLIAM』と同時期に『天国の門』を、演じております。
・・・・この振り幅の大きさには、いつも通りちょっと驚きというか、何というか・・・・(クスクス)

このマイク、一所懸命ジョーイを慰めていて、好印象!!
傷つきやすい妻をしっかり支える夫を、好演しております。

で、ちょっと、個人的にですが面白ネタを・・・

ジョーイ、妊娠してショックをうけます。
今こんな状態で産めない・・・あなたが気を付けないから・・・ってマイクを責める。
マイクは、産んで2人で育てようって言うのにネェ。

海外のSWファンサイトのBBSで、このことについて、あるファンの書き込み。

「彼(SW)の子供を産みたくない!なんていう女がいるなんて信じられないッ!!」

笑った====笑った======!!
でも、いるんじゃないの??(クスクス)はい、ごめんなさい(も一度クスクス)
私、『インテリア』って映画を思い出すたびに、この笑い話もセットで思い出すこと間違いなし!!(ウフフフ)
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