山開き前の守門岳

2019-05-19 | 日記

          

          

5月26日(日)は守門岳の “ 山開き ” である。前日の25日の夕方には栃堀の巣守神社で安全祈願の神事がある。真っ白だった山の雪も斑になってきた。下の写真は、刈谷田ダムから奥まで車を走らせて撮ったもので、曲がりくねった山道はそよ風の吹く、気持ちいい午後の時間だった。谷底の川の流れる音が結構響くのである。山鳥の鳴く声は余りにも長閑である。僕はこの山の麓で生まれて、この山々に見守られて育った。ここにこうしていることをシミジミと感じ入り、山人であることを感謝しないわけには行かないのである。それは幸福感と同時に悲しみも思い出させて、悲しみはまた同時に喜びに繋がっていることをこれらの風景が実感させてくれるのである。緑の春は来たりけり、遠くの雪さえ春の色である。田んぼも山も、そして僕も緑色に濡れている。