夕方の雨と蛙

2014-08-07 | 日記

              

強い雨が降った。部屋の窓を開けっ放しにしていたので、風交じりの雨だったから水滴が部屋の窓枠を濡らしていた。窓を閉めようとして慌てた。その慌て加減がこの写真である。何を撮った訳でもなくて、状態を撮った、と言うべきか。写真のブレにはテクスチャーの効果を狙うことが多々あるが、しかしそういう慌てる心理があるときがある。写像は不鮮明でも、一瞬の心の動きが鮮明されるときがある。

深更、今は何事もなくて、暦では今日が立秋というが、いつものうるさい程の蛙の鳴き声と蒸し暑さである。窓を開けていても、もうとっくに風が止んでしまっている。人は、人の順調をジェラシーして自分を傷付ける。人は、人の真実を不分明にして一喜一憂する。ここに夜の田んぼの蛙は、今の自分をただ鳴いている。すこし風が出てきたようだ。