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学生時代、EF57からEF58へとターゲットが移り、憎きゴハチから麗しのゴハチへと意識が変わると、先輩方の影響もあり、局報と呼ばれる達誌の存在を知ることになる。いわゆる時刻表には掲載されない臨時列車等の運転報だが、当時は、これがないとEF58の撮影は出来ないとまで思ったもの。EF58の何を撮影したいのか、どんな列車、どのスジで撮りたいのか、と欲望は大きくなるばかりだった。こんな想いに明け暮れていた当時のアントンKではあるが、その後ある先輩から、日常の風景の奥深さを等々と教えられた。やはり将来自分に訴えかけてくる画像は、在り来たりな日常の方だと・・・こうしてあれから30~40年の歳月が流れ、昔の画像を探っていくと、あの時聞いたことが本当のように思えてならない。
上越国境をいくEF58の臨時列車。昔はスキーが一大ブームになったこともあり、多くのスキー列車が走っていた。石打スキー、小出スキー等の臨時列車がそれであり、165系や115系がフル活動していたのだ。そしてスキー臨の中で注目していた列車が、EF16と重連を組むEF58の臨時列車だったのだ。夜行では毎日EF16と重連を組み、峠を行き来していたEF58を、お昼間に撮影出来た絶好の列車だったのである。限られたスジではあったものの、何度かのチャンスを物に出来たことは幸いだった。ここでは、EF58が単機けん引で下ってきた回送列車を掲載しておく。ゴハチの12系けん引なんて当時は一般的と言える被写体で、あまり重きを置かずにいたが、40年以上の歳月がアントンKの心を動かしたのだろうか。高二のゴハチ・・・懐かしさがこみ上げる。
1979-02-12 回9725ㇾ EF58 132 上越線:土樽 - 越後中里
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